手拭いのデザインを考案した篠崎さん=7月、厚木市下荻野

 地域を盛り上げようと、宮ケ瀬ダム周辺振興財団(神奈川県清川村宮ケ瀬)と神奈川工科大学(厚木市下荻野)の学生が連携し、オリジナルの手拭いを制作した。デザインを担った同大2年の篠崎彩花さん(19)は「地域の方はもちろん、観光で訪れた県外の方にも知ってもらえたらうれしい」と話している。

 縦90センチ、横34センチの手拭いには、ダムの水にちなんで川が流れ、相模川水系に泳ぐアユが描かれている。桜の花びらが川に散る様子も取り入れられ、地域性や季節を感じるデザインとなっている。

 同財団は2022年から主催事業の一環で、地域の事業所と連携して手拭いを制作してきた。26年度は初めて大学にデザインを依頼。篠崎さんが「(大学で)学んだ技術や知識を生かせる」と自ら志願した。群馬県出身という篠崎さんはインターネットなどで地域の情報やダムについて調べ、「神奈川は都市部のイメージが強かったけど、自然がすごく豊かですてきな場所だと思った」。今年2月下旬から3月上旬にかけて制作に励み、自然豊かな情景を落とし込んだデザインを考案した。

 同大の村上寛光准教授(50)は「学生にとって大学での勉強をアウトプットできる貴重な体験」と話し、同財団の下嶋岳志さん(52)も「かつての景勝地がダムでリセットされ、もう一度人を呼び戻そうとしている。地域に合ったデザインを施してもらえるのはありがたい」と話した。

 手拭いは「みやがせミーヤ館」(同村宮ケ瀬)で300円(税込み)で販売している。問い合わせは、同財団電話046(288)3600。