ニューストップ > スポーツニュース > ゴルフニュース > “個性派”な女子プロ3名のスイングを解説!安定感の秘訣は? “個性派”な女子プロ3名のスイングを解説!安定感の秘訣は? “個性派”な女子プロ3名のスイングを解説!安定感の秘訣は? 2026年8月13日 6時0分 ワッグルONLINE リンクをコピーする みんなの感想は? 写真拡大 見た目は特徴的でも、その強さは折り紙つき。「スイングの正解はひとつじゃない」を体現する3人から「個性を武器にする」メカニズムを読み解く。 竹村真琴、“初の写真集”が発売! 菅沼菜々、初の写真集発売! リンクをコピーする みんなの感想は? 外部サイト 国内外のトップ女子プロが使う最新シャフトとは?柔軟性を活かしたビッグアークで飛ばすスイングアドレス~テークバックPoint:ややアウトサイド方向へ引いていく(右)肩のラインと足のラインが完全に一致しているとてもきれいなアドレスです。右手を下にグリップするため、通常は右肩が前に出てしまうことが多いですが、それを相殺する調整がなされています。テークバックはややアウトサイド方向に、少し速いスピードで動かしているので、慣性がかかってシャフトがしなっているのがわかります。この段階では下半身と上半身の回転量はほぼ同じくらいです。バックスイング~切り返しPoint:背筋がやわらかいのでトップが深く高い(右)左腕が地面と平行になるタイミングで体の回転は完了していて、ここからは腕とクラブだけが上方へと動き続けます。背筋がやわらかく、トップ付近での腕の位置はやや高め。手首のコックは少ないので、クラブが空を指すような形になります。切り返し直前、ヘッドの重みでようやく手首が曲がり、一瞬だけ手のなかでクラブを軽く感じる瞬間ができる。このタイミングを切り返しのきっかけにしているようです。ダウンスイングPoint:シャロー方向へシャフトが寝ていく(中央)下半身が一気に左へ回転し、体幹のねじれによってクラブが引き下ろされていきます。切り返し直後は理想的なプレーンよりもシャフトがスティープ(鋭角)になっていましたが、ハーフウェイダウンあたりから手元がややボールに近づくことでシャフトにトルクがかかり、シャロー方向へ寝ていく。この動作でスイング軌道を適正化しています。このときフェースはまだ開いているので、インパクトに向かってフェースターンしていくのが予想できます。インパクト~フォロースルーインパクトの瞬間ではお腹はほとんどターゲット方向を向いていて、右ヒジは少し曲がった状態。つまり、体の右サイドでボールをとらえているのがわかります。フォローで両腕が体に隠れて見えないのは、腕が体の正面に収まっている証拠です。フェースは斜め下を向いているので、適度なフェースターンが入っている。この動きが過度になるとフェースはもっと地面方向を指し、フック系のミスが出やすくなります。神ワザPoint体の柔軟性も素晴らしいですが、とくに注目してほしいのが切り返しのタイミングの取り方。トップ付近で手首の力が抜けているのでクラブが自然に落ちてくる。それをしっかり待てるので、クラブの慣性とケンカせずに高速で切り返すことができています。シャフトに力を溜めて叩くループスイングアドレス~バックスイングPoint:高いところをヘッドが通る(右)前傾角度は浅め。左足のツマ先が右足よりも引っ込んでいるように見えるのは、左ツマ先をターゲット方向へわずかに開いているためです。バックスイングでは体の回転、クラブの運動量ともに多いタイプで、下半身はそれほど能動的には動いていません。クラブがかなりアウトサイド方向に上げられていて、フェース面はクローズ(地面方向を向いている)。これは、切り返しでクラブがループしながら下りてくるスイングの選手によく見られる傾向です。バックスイング~トップPoint:トップでのクロスの度合いが大きい(右)クラブが地面と垂直になったほんの少しあと、クラブの慣性によって手首が折れ、ヒジが曲がってシャフトがようやく地面と平行になるところがトップとなります。強烈にクロスしたトップなので、極端なアウトサイド・イン軌道やオープンフェースといったエラーにつながりそうな状態ですが、ダウンスイングではしっかりと適正な位置にクラブを戻してくるのが、菅沼プロの真骨頂です。切り返し~ダウンスイングPoint:切り返しでシャフトがオンプレーンに戻る(中央)切り返しからはクラブが背中側に倒れる力がかかって、スイングプレーンが適正な角度に戻ります。体が回る方向とは逆にかかる慣性を利用しているのですが、手首や腕がリラックスしていないと正しい角度にクラブは戻りません。シャフトが地面と平行の位置に近づいたタイミングで下半身はターゲット方向へ開いていますが、胸はボールを向いています。右ヒジが曲がって強いタメがあり、ヒジが体の前に収まっているのがポイント。振り遅れない、力強いダウンスイングです。インパクト~フォロースルー地面を蹴り上げ、両足のカカトが浮いた状態でインパクトを迎えます。ジャンプをするとき、最後に地面から離れるのはツマ先であるのと同じように、足から強力に地面反力を生んでヘッドスピードを加速させている。フォローでは両腕の間のスペースが小さく、ワキが締まったままヘッドを高いところへ振り抜いています。これは体の柔軟性が備わっていないとかなり難しい動きですが、菅沼プロのスイング軌道を安定させる重要な要素でもあるのです。神ワザPointクロスのトップポジションからループ(シャローイング)させるところまではアマチュアにもよく見られる動きですが、クラブ軌道がインサイド・アウトになりすぎず、オンプレーンでインパクトへ向かっていくのが、じつに見事。シャフトのトルクをコントロールした、プロならではの神ワザポイントです。レイドオフから一直線 遠く・真っすぐ打つスイングアドレス~バックスイング前傾角度がやや浅く、腕をピンと伸ばしているのが特徴的。一般的にはグリップエンドとお腹の間にコブシが1、2個入るくらいのグリップ位置が理想といわれますが、堀プロの場合は3個くらい離れていそうです。そして両腕が真っすぐのまま、できるだけ体から遠くへクラブを動かすようなバックスイングをする。体の回転はさほどしておらず、そのためクラブはややアウトサイド方向へと上がっていきます。トップ~切り返しPoint:クラブが背中側へと回っていく(中央)Point:切り返しでシャフトの角度が適正に戻る(右)クラブヘッドがもっとも高いところを過ぎると徐々にクラブは背中側へと倒れていき、手首が折れ曲がったところでストップします。ここが彼女にとってのトップポジション。ここから、手にかかるクラブの重みをきっかけに切り返しがスタートする。このとき、シャフトはフラットになっている「レイドオフ」と呼ばれる状態です。手元を地面方向に引き下げることで、シャフトが立ってオンプレーンに戻すことができます。ダウンスイングオンプレーンに戻ったクラブは、体の軸に対してほぼ直角になります。この位置関係になると、遠心力を素直にクラブにかけることができるので、回転の力を効率よくヘッドスピードへ変換することが可能になる。シャフトが地面と平行になったタイミングでフェースはまだ上方向を指しているオープンな状態。切り返し以降に手にかかる負荷を跳ね返すのではなく、手首で受け入れているので自然なタメができるのです。インパクト~フォロースルーPointフェースターンがまったくない(左)インパクトでは下半身、上半身ともに、大きくターゲット方向へ向いています。つまりスイング軌道がややアウトサイド・インであるということです。フォローでのクラブの位置を見ると、アドレスで構えていたプレーンよりもシャフトが左下に抜けています。さらにフェース面も左方向を向いているので、腕のローテーションもほぼしていません。そこまでやるか!といいたくなるくらいフックの要素がないスイングです。神ワザPoint切り返し直後とインパクトの瞬間のシャフトの角度を見比べると、プレーンがまったくズレていないことがわかります。切り返しでの大きなループについ目を奪われがちですが、本当にすごいのはこのプレーンの安定感です。ツアー屈指のフェアウェイキープ率の高さの理由が、ここにあります。いかがでしたか? 女子プロのスイングぜひ参考にしてみてください。政田夢乃●まさだ・ゆめの/2000年生まれ、北海道出身。154cm。2024年からツアーに参戦。精度の高いアイアンショットが武器のショットメーカーで、レギュラーツアーでもその実力は証明済み。初優勝が待たれる若手有望株。なないろ生命所属。菅沼菜々●すがぬま・なな/2000年生まれ、東京都出身。158cm。明るいキャラクターと攻撃的なプレースタイルで人気を集め、2023年には2勝をあげてブレイク。2026年シーズンも「NTTドコモビジネスレディス」で優勝。あいおいニッセイ同和損保所属。堀琴音●ほり・ことね/1996年生まれ、徳島県出身。165cm。プロゴルファー・堀奈津佳の妹としても知られ、選手としては25年の「日本女子オープンゴルフ選手権」で優勝したことは記憶に新しい。堅実なプレーで上位争いに絡み続ける実力派。ダイセル所属。解説=アッキー永井●ながい・あきふみ(永井研史)/1987年生まれ、神奈川県出身。"アッキー"の愛称で親しまれている人気コーチ。人体解剖学や物理学の視点を取り入れたわかりやすいレッスンに定評がある。写真=圓岡紀夫、渡辺義孝、小林司撮影トーナメント=Vポイント×SMBCレディスゴルフトーナメント※選手の成績やデータは2026年5月16日現在【あわせて読みたい】“激スピン”で話題のウェッジを石井良介が試打!即買い換えることに…!?