感謝と供養の気持ちを込めて。お盆に用意したい定番料理と郷土料理
定番のお盆料理
そうめん
夏ごはんの定番・そうめんは、お盆にお供えされることが多い食べ物。その理由は、細く長く幸せが続くように願いを込めているという説や、ご先祖様が乗る精霊馬の手綱に見立てている説など諸説あります。
また、お盆料理は肉や魚など動物性の食べ物を使わないことが基本。そこで、きゅうりとオクラを使った「緑の夏野菜そうめん」はいかがでしょう? さっぱりとした味わいと涼しげな見た目が、蒸し暑い日が続く今の時期にぴったりです。
緑の夏野菜そうめん|Instagram(@yuuka5han)いなり寿司

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お盆のお供え物としても人が集まる際の食事としても重宝されるのが、いなり寿司。肉や魚を使わずに作れて、手軽につまめるのがいいですよね。
@tomo_1512さんの「我が家のいなり寿司」は、やさしい甘辛味がしみた油揚げに程よい甘みの酢飯を詰めたひと品。酢飯には白いりごまを加えて風味良く仕上げています。
甘さや味の濃さが控えめなので、たくさん食べても飽きずにおいしくいただけますよ。
我が家のいなり寿司|Instagram(@tomo_1512)おはぎ
おはぎは通常、お彼岸にお供えしますが、お盆にもお供え物やお茶菓子として親しまれています。
理由は、おはぎのあんこに使われている小豆に魔除けの効果があるとされているからです。また、もち米には五穀豊穣を願う意味が込められています。
もち米をおうちで炊くのは難しそうに感じますが、実は炊飯器で手軽に炊けます。炊けたら粒が残る程度に潰し、あんこ、きなこ、ごまの3つの味の「おはぎ3種」を楽しんでみてはいかがでしょうか。
おはぎ3種|Instagram(@manimon_suihanki_anko)
郷土食豊かなお盆料理
お赤飯
日本の伝統的なお祝い料理「お赤飯」。北海道や宮城県、秋田県などの東北地方では、お盆にお赤飯を炊く風習があります。
おはぎと同様、小豆の赤い色や香りには邪気を払い魔除けの効果があるとされているためです。
お赤飯を作るのは大変かと思いきや、炊飯器を使えば簡単! やわらかな食感が楽しめて色ムラなくきれいに仕上がります。もち米2合に対して白米を1/2合加えると、口当たりが良くなるのだとか。鉄分ミネラルたっぷりで、食べれば心も身体も整いますよ。
お赤飯|Instagram(@shiori_wellness_kitchen)かぼちゃのいとこ煮
富山県をはじめとした北陸地方や山形県、山口県、奈良県の郷土料理として食べられている煮物「いとこ煮」。
お正月やお盆、お祝いの席でお供えした野菜や豆を、行事の後に煮て食べたことが始まりだといわれています。地域によって煮込む材料や味付けが異なりますが、一般的に知られているのは、かぼちゃと小豆を甘く煮たスタイルです。
@dake_meshiさんのレシピは、材料3つだけ! カットしてからレンチン加熱したかぼちゃに缶詰めのゆであずきと醤油を和えるだけなので、その名も「かぼちゃのいとこ和え」です。
甘じょっぱい味わいがクセになりそうなおいしさで、食べ始めたら止まらなくなってしまいそうです!
かぼちゃのいとこ和え|Instagram(@dake_meshi)ずんだ餅
宮城県を中心とする東北地方の郷土料理「ずんだ餅」。夏が旬の枝豆で作った緑色の餡をお餅に絡めたもので、お盆の時期の仏壇へのお供え物や、親族が集まる席でのおもてなし料理として古くから親しまれています。
@aki_komekokitchenさんの「混ぜるだけ ずんだ餡」の材料は、冷凍枝豆、きび砂糖、水だけ。枝豆を解凍し、全ての材料をフードプロセッサーで滑らかになるまで攪拌すれば出来上がりです。白玉団子は白玉粉+絹豆腐で、お水なしで作っているそう。
素朴な甘み、豆の風味、つぶつぶとした食感がもっちりとしたお団子と絶妙にマッチ。鮮やかな緑色の餡とお団子とのコントラストも美しくて、目にもおいしいひと品です。
混ぜるだけ ずんだ餡|Instagram(@aki_komekokitchen)寒ざらし
長崎県島原市などの伝統的な郷土菓子「寒ざらし(かんざらし)」。小さな白玉団子を特製のシロップに浸した冷たいスイーツで、お盆の時期の行事食やお盆明けのおやつとして親しまれています。
@rai_laboさんもお盆には必ず作るそうで、もちもちの食感と甘いシロップがとってもおいしいのだとか。
シロップは、鍋に「きざらめ」と水を入れて溶かし、はちみつを加えて冷ましておきます。白玉団子を作って冷ましたら、シロップと団子を合わせれば完成! 簡単なので、お子さんと一緒に作るのもおすすめです。
寒ざらし|Instagram(@rai_labo)【番外編】食べられる鬼灯!?

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お盆の時期になると、お墓や仏壇に赤く色づいた「ほおずき(鬼灯)」が供えられているのを見かけたことがある方も多いのでは。
ほおずきは、その独特な形状と色から提灯(ちょうちん)に見立てられていて、ご先祖様が迷わず帰ってくるための目印になります。
観賞用のほおずきには毒があるので食べられませんが、食べられるほおずきもあるって知っていましたか? 食用ほおずきは、マンゴーのようなフルーティーな甘みと爽やかな酸味、そして上品な香りが特徴です。
そのまま食べるほか、サラダにトッピングしたり、クリームチーズと合わせてクラッカーにのせたりと、さまざまなアレンジも楽しめますよ。
食用ほおずき|Instagram(@wabikutsuya)
まだある!お盆の料理
長野県や東北地方では、お盆に「精進揚げ」と呼ばれる天ぷらをお供えすることがあります。肉や卵、魚を使うことは避けて、野菜やきのこ類などを揚げているのが特徴です。
また、肉や魚介などを使わないお盆料理としては、「きんぴらごぼう」や「がんもどき」、「ごま和え」や「白和え」、「けんちん汁」や「おくずかけ 」などもおすすめ。
お盆にはご先祖様に日頃の感謝や想いを伝えるため、普段とは違う特別な料理を用意してみてはいかがでしょうか。

