脳科学者の茂木健一郎氏が自身のYouTubeチャンネルで「朝はいきなりトップスピードが「吉」」を公開した。動画では、朝起きてすぐにフルスロットルで活動を始めることの重要性と、その背後にある脳のメカニズムについて、独自のスタンスで提言している。

茂木氏はまず、朝の時間を「ゴールデンタイム」と定義し、その理由を解説した。一晩の睡眠によって脳がしっかりと休息し、リストア(修復)されることで、記憶が整理されていると指摘。「いろんなひらめきとか発想を生みやすい」と語り、脳が最もクリエイティブな状態にあることを強調した。さらに、前日までの情報が整理されているため、朝活や朝の勉強といった新しい学びにも非常に適していると述べている。自身もこの日は、起床後にコーヒーを飲むこともなく、水だけを飲んですぐにランニングへと出発し、そのまま動画の収録に臨んでいるという具体的なエピソードを明かした。

続けて、世間でよく耳にする「朝が苦手」という声に対しては、「習慣なんですよ」とキッパリ。朝起きてすぐに活動できないというのは「思い込んでいるだけ」であると切り捨てた。その根拠として、野生の環境で生きる動物たちを引き合いに出し、「まずはコーヒー飲まないと朝の活動できねえや、なんて言ってるはずがねえじゃん」とユーモアを交えながら指摘。人間も動物である以上、本来は目覚めてすぐに動ける能力を持っているはずだと説明した。

動画の終盤では、「コーヒー飲まないとできない」「顔洗わなくちゃダメだ」「準備体操しなくちゃいけない」といった、現代人が陥りがちな朝のルーティンの罠について言及。そうした事前準備に時間をかけるのではなく、「とりあえずいきなりトップスピードで始めちゃうのが吉だ」と結論づけ、視聴者に対して朝の行動を見直すよう呼びかけた。

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