YouTubeチャンネル「小林至のマネーボール~プロ野球とお金~」が、「【再編集SP】高校野球の売上いくら?/稼ごうとしない高野連/1000億コンテンツの価値【小林至のマネーボール】」と題した動画を公開した。プロ野球ビジネスの第一人者である小林至が、巨大コンテンツである高校野球の収益構造と、ビジネス化を拒む現状の課題について解説している。

小林はまず、春夏の甲子園を合わせた年間収益が約16億円であり、そのうち87%をチケット収入が占めていると説明。実質的な放映権料である「協力金」は6300万円にとどまり、NHKには無料で提供されている現状を明かした。小林は春夏ののべ視聴者数が5億人に達する規模を指摘し、「本気でお金にすれば1000億円規模の価値がある」と評価した。

一方で、アメリカの大学バスケットボール大会「March Madness」と比較し、観客数や視聴者数で同等以上の規模を持ちながら、放映権収入やチケット価格に圧倒的な格差がある事実を提示した。日本の高校野球は「教育の一環」という理由でマネタイズを避け、「やせ我慢」の運営を続けていると指摘。その結果、遠征費や部費が学校や生徒の自己負担になっていると警鐘を鳴らす。

また、肖像権が高野連にあり、各校でのグッズ販売やスポンサー契約が制限されている点にも言及。「高校野球は世界最後のアマチュアリズムのフロンティア」と表現し、他の競技がビジネス化や学生の負担軽減を進める中で、野球界の対応が遅れている現状を憂慮した。

最後に小林は、「適切な利益の還元こそが時代の育成や地域貢献を可能にする」と強調。「甲子園マネーを正面から見つめることは高校野球の未来へ繋ぐ第一歩」だと語り、次世代の球児たちへ責任を果たすためのマネーの再設計を強く訴えかけた。

チャンネル情報

日本プロ野球やメジャーリーグの「お金のカラクリ」を徹底解説!! 福岡ソフトバンクホークスの元編成担当であり プロ野球ビジネスの第一人者である小林 至が 日本野球界やメジャーリーグの知られざる裏側を深堀りするマネーチャンネル!