大阪に新スポット「ミナモ十三」誕生!グルメエリアに22の屋台ズラリ 下町の色残る十三が進化を続けるワケは?【MBS前田春香アナが行ってみた】
「ミナモ十三」オープンで十三が変わる??
大阪の淀川沿いに新スポットが誕生します。
【画像を見る】たこ焼きにフレンチトースト…淀川の河川敷に屋台がずらり!
その名も「ミナモ十三」。バーベキュー施設や船着き場のほか、22店舗が出店するグルメエリアがあり、餃子やおでん、フレンチトーストなども味わえます。
博多の屋台や台湾の夜市のようなにぎわいを目指す「ミナモ十三」の誕生により、大阪・十三はどう変わるのでしょうか。
MBS前田春香アナウンサーが、内覧会が行われた8月6日に現地を取材しました。
阪急十三駅から徒歩7分 駅近エリアに新たな複合施設が誕生!
MBSの前田アナウンサーが訪れたのは、阪急十三駅から徒歩7分の場所にある淀川河川敷です。
そこに「ミナモ十三」と呼ばれるにぎわいエリアが、8月8日(土)にグランドオープンします。
※バーベキューエリアなどはすでに先行開業中
さらにクルーズ船の発着場も整備されており、今後は周辺に船が停泊する光景も見られそうです。
そして、8日のグランドオープンに合わせて、屋台形式でグルメを満喫できるエリアが開業します。
職人が目の前でにぎる寿司店や、北新地のミシュラン掲載店が手がける新業態の和食居酒屋など、計22店舗が出店しています。
前田アナがいってみた!淀川の風を感じながら屋台グルメをいただきます!
前田アナが訪れたのは、地元・淀川区に本店を構える「ハイボール酒場 たこ焼き ひさご」。
(前田アナ)「大阪と言えば、やはりたこ焼きですよね…うん、おいしい。冷たいビールが飲みたくなりますね」
ビールのほかにハイボールやチューハイなどアルコールの種類も豊富で、居酒屋のように楽しめるのも魅力だということです。
また、ミナモ十三には大阪や十三エリアにゆかりのある店舗が多く、カフェ「YHYH~ウホウホ~」もその一つです。
こちらではフルーツやアイス、キャラメルソースがたっぷりかかっている『生フレンチトースト』を味わうことができます。
(前田アナ)「卵の甘みとキャラメルソースの甘みがしみこんでいてとてもおいしいです!自然の風を感じながら青空の下で食べるフレンチトースト、いいですね」
「屋台形式」のメリットは?
このグルメエリアが「屋台」という形式をとっているのは、「出店者にとってうれしいメリット」があるからだといいます。
それは「初期投資の少なさ」。
屋台は一般的な店舗を構える場合に比べて費用を約3分の1程度に抑えられるため、個人事業主や若い世代の経営者にとっても参入しやすい仕組みになっています。
また、出店している店の多くは街中に本店を構えています。
この屋台街で店の認知度を高め、街の中にある本店にも足を運んでもらうという、“広報拠点”としての役割も期待されています。
屋台の土台に空いている“穴” 驚きの活用法
連日猛暑日が続く厳しい暑さの中、「ミナモ十三」の各店舗ではエアコンや扇風機を設置するなど熱中症対策を徹底。また、敷地内には最新設備を整えた男女別のトイレも併設されています。
さらに、屋台の構造自体にも大きな工夫が施されています。
屋台の土台部分をよく見ると穴が開いていますが…
これはフォークリフトを差し込むための穴です。
淀川は大雨などで氾濫するリスクがあるため、増水時には屋台が危険要因にならないよう、洪水などの予兆があればあらかじめフォークリフトで“屋台ごと”安全な場所へ退避させられる設計になっています。
「なにわ淀川花火大会」屋台のご飯と花火を同時に楽しめるかも!?
例年、大会当日の淀川沿いは歩くのも困難なほど混雑するため、安全確保の観点から屋台エリアはフェンスで囲われ、一般の立ち入りは制限されます。しかし、店舗によっては「予約客限定」で飲食を楽しめる対応を検討中とのこと。
テーブルごとに席料を設定して事前予約を受け付けるなど、対応は店舗によって異なりますが、屋台グルメを味わいながら特等席で花火を見上げる特別な体験ができるかもしれません。
大阪を代表する下町・十三に新たな風
「十三」といえば、昔ながらの飲食店などが阪急の駅前に立ち並ぶ、大阪を代表する下町です。
スナックや風俗店などが多く、夜にはネオンが輝く歓楽街のイメージがありますが、現在は新しいまちづくりが着々と進められています。
今年4月には、1・2階にスーパーマーケットや市営図書館などが入った、誰もが利用できるタワーマンション「ジオタワー大阪十三」が完成。取材を行った6日も、多くの家族連れでにぎわっていました。
「台湾の夜市のように世界中から十三エリアを知ってもらえるようなきっかけに」
変化を遂げる十三にオープンする「ミナモ十三」。屋台エリアを運営する事業者に話を聞きました。
(RETOWN 松本篤さん)「台湾の夜市のように世界中から十三というエリアを知ってもらえるようなきっかけになるような場所に育てていけたらいいんじゃないかと思っています」
駅からほど近く、都市部にありながら広大な空き地が広がる「河川敷」。その利活用について、MBSの山中真解説委員は次のように分析します。
(MBS山中真解説委員)「以前は法律上の理由から『治水優先』とされ、河川敷での経済活動は原則認められていませんでした。しかし約15年前の法改正により有効活用が可能になり、全国的にも同様の取り組みが増加しています。その大きな波が、ついに大阪にも巡ってきたという印象です」
2031年開業予定「なにわ筋線」の延伸にも期待
さらに、十三で開発が加速している背景には「鉄道アクセス」の進化があります。2031年には、関西空港と大阪梅田をダイレクトに結ぶ「なにわ筋線」が開業予定です。
その先の構想は現在協議段階ですが、まずは大阪梅田と十三を結ぶ「なにわ筋連絡線」の整備が期待されています。さらに十三から新大阪へと伸びる「新大阪連絡線」が実現すれば、関西空港から十三を経由して新大阪まで1本でアクセスできるようになります。
地元住民の利便性向上はもちろん、インバウンド客が十三で途中下車し、周辺観光を楽しむ未来も現実味を帯びてきます。
「ミナモ十三」は大阪の新たなランドマークとなるのでしょうか。注目のグランドオープンは8月8日(土)です。
(2026年8月6日放送 MBSテレビ「よんチャンTV」より)

