自分時間ができて旅に出かけやすくなる50代。その一方、体力が落ちて疲れを感じやすくなるお年頃です。そんな年代が旅を思いきり楽しむポイントは、身軽さにありました。ここでは「大きな荷物をコンパクトにする」工夫を、ライフオーガナイザーで一級建築士のあさおかまみさんにお聞きしました。

1:「旅向きの服」だけに絞る

服は旅の荷物でいちばん容量を占めるもの。持っていく量をできるだけ絞ってコンパクトにまとめています。そのために、旅の行程に合わせて事前にコーディネートを決めておきます。

【写真】旅のコーデはイラストに描いて決める

行き先や気温、天気などをイメージして組み立てておくと、旅先で「なにを着よう?」と迷うことがなくなりました。

旅に持っていく服は、

・シワになりにくい素材
・軽い素材
・着まわしがしやすいもの

を考えて選んでいます。普段服を買うときも「旅で着ること」をイメージして選ぶことが多くなり、結果的に日常でも着やすいコーデになりました。

●アクセサリーで印象を変える

一方で、荷物になりにくいアクセサリーは数種類持っていき、気分によってつけかえています。

薄手のストールも雰囲気をガラリと変えられるうえ、寒さ対策にも使えて重宝しますよ。

2:衣類ケースやポーチは「薄くて小さめ」を選ぶ

荷物を小さくするため、バッグの中に入れた小分けポーチは「薄さ」を重視します。マチが大きいものや丸みのあるものだと、ボリュームが出て整頓しづらいですよね。その点、薄いポーチなら荷物が積み上がりにくく、旅行バッグが膨らむのを防げます。

また、ポーチは入れるものが入る適正サイズよりも若干小さいサイズを使っています。すると、ギュッと中身がつまって形が安定し、バッグの中でもグチャグチャになりにくいのです。

かさばりやすい衣類もチャックつきの袋に入れ、厚みが出ないよう平らにたたんで収納。このひと手間で荷物を薄くまとめられています。

3:洗面・化粧品類は「ケースで小分け」にする

旅先でも、肌につけるものは使い慣れたアイテムにして安心したいもの。毎日使っている化粧品は、必要な量だけを小分けケースに入れて持って行きます。

メイク用品もアイテムを絞ってシンプルにしたり、お出かけがある日は少し多めに持っていったりと、旅の状況に応じて調整しています。

もし化粧品が小分けケースに残ってしまっても、帰宅後のスキンケアでそのまま使いきることに。中身をムダにすることなく、最後まで有効活用できます。

交通手段に合わせて「パッキング」も柔軟に

電車やバスなどの公共交通機関を使う旅では、このように「コンパクトさ」を最優先します。ですが、マイカー旅なら量や重さをそこまで気にせずにパッキング。

「必ずこうしなければいけない」と決めつけず、移動手段や行程に合わせて柔軟に持ち方を変更。よりいっそう旅を楽しめるようになりました。

皆さんも荷物のつめ方をアレンジして、旅をもっと楽しんでみませんか。