在来ハダカムギ「沃窮」生かして産業振興 中国西蔵自治区

【新華社ラサ8月3日】中国西蔵自治区那曲(ナクチュ)市比如(ビル)県の吉慶村では、在来品種のハダカムギ「沃窮」を生かした栽培・加工による特色ある産業づくりが進んでいる。同村は国道G558号に隣接する半農半牧の集落で、地元では代々、「沃窮」を栽培し、それを加工したツァンパ(炒ったハダカムギを石臼でひいて粉にしたチベット族の主食)を作る伝統が受け継がれてきた。
同村は2023年11月、阿瑪曲姆拉熱農牧民専業合作社(協同組合)を設立し、村の農牧民全64世帯が出資・加入した。合作社は地元のハダカムギ栽培と加工に力を入れ、在来品種「沃窮」の保護・継承に取り組んでいる。同時に、地元の農業技術部門と積極的に連携し、専門的な技術指導を受けながら作付体系を最適化し、ハダカムギの生産水準を継続的に向上させている。

こうした特色ある産業モデルは、地元住民に身近な場所での就業機会をもたらし、地域のハダカムギ栽培・加工産業チェーンの整備にもつながっている。在来ハダカムギの遺伝資源を保護しながら活用する取り組みにより、吉慶村は地域の特色ある農業資源を生かし、農村産業の質の向上と住民の安定した収入増加に向けた基盤を固めている。(記者/常博深、旦増努布)











