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 日本ハム、巨人でNPB通算1164安打を放ち、現在はオイシックス新潟アルビレックスBCでプレーする陽岱鋼外野手(39)が1日、新潟市内のホテルで引退会見を行った。

 故郷の台湾や古巣の日本ハムが本拠とする北海道のメディアも集まった会見場。スーツ姿で登場した陽岱鋼は「これまで戦ってきた体には古傷もあり、いろいろと(治療を)試しながらやってきたが、良くならなかった。体と相談して決めました」と今季限りでの引退を決めた経緯を明かし、日本ハム時代の同僚で球団アンバサダーを務める今浪隆博氏(42)から質問を受けた際は、涙を流して当時の思い出などを振り返った。

 福岡第一から05年高校生ドラフト1巡目で日本ハムに入団。11年からレギュラーに定着し、13年には47盗塁でタイトルに輝いた。16年オフに巨人にFA移籍。戦力外通告を受けた21年までの通算成績は1322試合に出場し、打率・270、105本塁打、482打点で、ゴールデングラブ賞にも4度輝くなど、抜群の身体能力を生かして走攻守でファンを魅了した。

 22、23年は米国の独立リーグでプレーし、24年からはオイシックスに入団。今季もここまで30試合に出場するなど戦力としてはもちろん、若手に走塁や守備で助言を送るなどグラウンド内外で存在を示してきた。「本当にたくさんの方々に支えてもらった」と所属した球団に感謝した。

 会見が終わり、球団幹部や今浪氏から花束を受け取った陽岱鋼に、さらなるサプライズが。現在、オイシックス戦のため新潟に滞在している日本ハムの稲葉篤紀2軍監督(53)が花束贈呈で登場。大先輩から花束を受け取って抱擁を交わすと、再び大粒の涙を流した。プレーはもちろん、明るい人柄も愛された男は、引退後については「まだシーズンが残っている。終わってからゆっくり考えたい」と語り「最後まで全力でプレーしたい」と誓っていた。