脳科学者の茂木健一郎氏が自身のYouTubeチャンネルで「いろいろ言い合うのもいいけど、自分の人生も大事だよね。」を公開した。動画では、インターネット上で様々な社会問題について激しく意見を戦わせる人々に対し、俯瞰的な視点から「自身の人生を生きる」ことの重要性について語っている。

冒頭、茂木氏は最近の自身の生活が非常に多忙であることを明かしつつ、インターネット上で議論を交わす人々を「横で覗き込んで見ている」と現在の心境を説明。かつては自身もネット上で炎上することがあったと振り返りながらも、最近ではそうした気持ちがすっかりなくなり、「ご自由にやってください」と冷静なスタンスを取っていると語った。

世の中には消費税の扱いや皇室典範の改正、憲法問題など、意見が対立する多様な論点が存在する。茂木氏はそれらに対して自身の意見を持ち、投票行動を行うことは当然としつつも、「自分がコントロールできることは自分の中にある」と指摘。「そのことでベストを尽くし、結果として世の中に良い影響を与えられればいい」と、自身が直接関与できる範囲に注力する姿勢を示した。

さらに、ネット上で激しく論争を繰り広げる人々に対し、「頑張って生きているな」「大変そうだな」と感じていると吐露。民主主義の大前提として意見を言い合うことの重要性は十分に理解しているとしながらも、そうした行動には「エネルギーの浪費」や「暇つぶし」という側面もあると分析した。その上で、「その人たちの人生そのものがどこにあるのか忘れないようにした方がいい」と語り、ネット上の議論に過剰に没頭するあまり、本来の自分の人生を見失ってしまわないよう注意を促した。

最後に茂木氏は、「いろいろ言い合うのもいいけれど、自分の人生も大事だよね」と改めて強調。他者との対立や議論にエネルギーを費やすだけでなく、自分自身がコントロールできる日常を大切にし、自らの人生を豊かに生きることの本質的な価値を視聴者に向けて力強く提言した。

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