日テレNEWS NNN

写真拡大 (全15枚)

フランスとスペインでは各地で大規模な山火事が発生し、あわせておよそ30万人が避難を余儀なくされています。火はいまだ燃え続けていて、懸命な消火活動が続いています。

スペイン“最大規模”山火事 非常事態宣言を発令

スペインで発生している山火事。ロイター通信によりますと、スペイン中部のアビラでは5万ヘクタール以上が焼失し、スペインで近年最大規模の火災となっているといいます。

スペインの首都マドリード近郊でも火災が発生。サンチェス首相は、山火事が起きている各州に対し非常事態宣言を発令し、対応にあたっています。

ロイター通信によりますと、スペインではこれまでに7万5000人以上が避難し、3万人が屋内退避を命じられたということです。

■40℃超え続出…“異常な暑さ” 山火事はフランスでも

ヨーロッパでは、先月下旬、熱波による影響などで40℃超えの場所が続出。スペインで、45.1℃を記録するなど、異常な暑さになりました。

山火事は隣のフランスでも。先週、フランス南西部で発生した山火事は、いまなお続いています。火の手はワインの産地として有名なボルドーの市街地からおよそ15キロにまで迫っているといいます。

この山火事で、フランス南西部ではこれまでにおよそ22万人が避難を余儀なくされています。

■避難する住民「想像を絶する」 懸命な消火活動続く

車で避難する住民によって、道路では渋滞が発生していました。

避難する住民
「状況に合わせるしかない。想像を絶する、信じられない」

緊急避難所も開設され、多くの住民が身を寄せています。

避難してきた人
「一番知りたいのは、いつ家に帰れるかです。とりあえず1日と思ったがもう2日目。もしかしたら3日を超えるかもしれない」

避難所には、住民だけでなく動物たちも避難していました。

フランスでは現在も懸命な消火活動が続いています。

■専門家「異常なまでの暑さと乾燥」日本でも…?

ヨーロッパで相次ぐ山火事。専門家は、地球温暖化で偏西風が大きく蛇行し、熱波が襲ったことが原因だと指摘します。

気象学に詳しい 三重大学大学院・立花義裕教授
「これは異常なまでの暑さと乾燥がないと起きません。大陸での猛暑・熱波はほとんどの場合、乾燥が伴います」

そのうえで、いまヨーロッパを襲う猛暑の原因である偏西風が東に伝わり、日本にも影響を及ぼす恐れがあるといいます。

気象学に詳しい 三重大学大学院・立花義裕教授
「地球温暖化があちこちで複合的な災害を起こしている一例が起こったかなと。これはよくいう対岸の火事ではなくて我が事なんです。日本でも起こり得ることだと思ってほしいですね」

(7月27日放送『news zero』より)