テレビ信州

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2019年の台風19号で、甚大な浸水被害に見舞われた長野市長沼地区。地域に再びにぎわいを取り戻そうと、住民たちが夏祭りを開きました。

子どもも大人も、おじいちゃんもおばあちゃんも。歌や太鼓に合わせて踊りを楽しんだ夏祭り。
25日、長野市長沼地区で初めて開かれたながぬま夏まつりです。

2019年の台風19号で浸水被害に遭った長沼地区。被災から6年以上が経った今年3月、決壊した堤防の復旧工事はほぼ完了するなど、復興に向けた歩みが着実に進んでいます。

25日の夏祭り。かき氷やヨーヨー釣りなど、子どもたちが屋台を楽しんだり、地区の女性たちで結成された長沼こまち太鼓の演奏があったりするなど、大いににぎわいました。

祭りは、地元の住民たちが、去年のお盆ごろから構想を始めたといいます。

ながぬま夏まつり実行委員会 岩崎弘幸実行委員長
「子どもも大人も、おじいちゃんおばあちゃんも、一緒に集まれるということが、昔はあったんですけど、それが今はなくなっちゃったんで」

堤防の修復が進んでも、災害の爪痕は残ったままです。
長沼地区の人口は、被災前の2318人から、今月1日時点で1871人に。約450人減りました。

地域のつながりを次の世代につなぎたい。そんな思いから開かれた夏祭りです。

ながぬま夏まつり実行委員会 岩崎弘幸実行委員長
「ここが故郷だというふうに思ってもらいたいというか、自分たちが長沼を好きだっていうことをみんなで共有して、そういうのにつなげられればなと」

その思いを込めたのが、祭りを機につくられたという「ふくりん音頭」。「ふく」は復興の「ふく」、「りん」は地元特産のリンゴの「りん」。長沼の風景や復興への思いを歌詞にしたオリジナル音頭です。事前に学校や保育園で練習したという子どもたち、そして大人たちが輪になって踊りました。

長沼小3年生
「楽しかった。みんなで踊るのが楽しかった」
長沼地区の住民
「こんなにいい曲ができて、踊りができているとは思わなかったので、それを続けていってもらえればいいなと思っています」

作詞担当 笹井妙音さん
「こうやって地域が一つになって、踊りを通して、歌を通して、一つになれればうれしいですね」

災害から7年。夏祭りには、長沼をふるさととして次の世代へつないでいこうという住民たちの思いが込められていました。