記者もAIで美女に

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インスタやTikTokに溢れる謎のセクシー美女たち。その裏で、AIを駆使して男の性欲をハックし、一晩で32万円、月商数千万円を荒稼ぎする“中身はおっさん”のAI強者たちがいた。知らぬ者だけがカモにされる、電脳錬金術のグロテスクな舞台裏に迫る――。
◆一晩で32万円を稼いだケースも

SNSで見かける、謎のセクシー美女の投稿。芸能人でもセクシー女優でもない、彼女たちの正体は「AI」だ。AI美女ビジネスの実態を、副業インフルエンサーのみるぼん氏が明かす。

「数年前のAI美女といえば、女性の顔をすげ替えただけの『AI感丸出し』の不自然な画像が主流でした。しかし最近は、たった一枚の写真から美女のアバターを生成できるまで技術が進んでいます。たとえ中身が冴えない中年でも、まったく違和感のない爆美女のダンス動画が作れてしまう。すでに中国では、20代男性がAIを使い一晩で32万円を稼ぎ出したと話題になりました」

収益化のプロセスは、実に巧妙だ。

「インスタグラムやTikTokにディープフェイクで生成したダンス動画を投稿し、フォロワーを荒稼ぎします。そして『ここから先はファンサイトで』とFantia(ファンティア)のようなクローズドな課金サイトへ誘導。写真集や限定動画を販売し、月額サブスクリプションで継続的に収益化するんです。この流れは、従来のインフルエンサービジネスと本質的には変わりません」

◆人件費がかからないのも利点だが甘い世界ではない

当然ながら、美女はAIなので人件費はかからない。

「最近は、成人向けビデオの制作業者など“プロ”も続々と参入しています。既存のコンテンツ制作のノウハウを生かし、効率よく収益を伸ばしているようです。トップ層では、月商数千万円を稼いでいる人も少なくないようです」

もちろん、AI美女を漫然と生成すれば儲かるような、甘い世界ではない。

「コンセプト設計は欠かせません。たとえば単なる『女子大生』ではなく、『30歳で浪人中の予備校生』といった尖った設定が望ましいですね。ありきたりなキャラクターは埋もれてしまうので、いかに個性を打ち出せるかが勝負どころですね。でも、これもAIと壁打ちすればアイデアは無限大です」

◆ファンとのコミュニケーション能力も重要

さらにAIの技術以上にモノをいうのが、ファンとのコミュニケーション能力だ。

「コメントにマメに反応したり、たまに返信をしたり、疑似恋愛的な空気感を演出するんです。中身が男性だからこそ、同性のスケベ心が手に取るようにわかるのでしょう。これはAIにはまだまだマネできない領域です。あくまで私の体感ですが、AIと気づかず課金している人がほとんどですね」

性欲が絡んだ途端に判断力が低下するのは、いつの時代も変わらない「男のサガ」といえるだろう。

※2026年7月21・28日合併号より

取材・文/週刊SPA!編集部

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