◇第108回全国高校野球選手権 神奈川大会準決勝 横浜4―0慶応(2026年7月24日 横浜)

 横浜の絶対エース・織田翔希(3年)が24日、準決勝の慶応戦に先発。2回には自己最速を3キロ更新する157キロを計測するなど力強い投球を披露した。6回まで無安打無得点、3四球、5奪三振と完ぺきに抑えていたが、7回先頭打者の場面で脚がつって無念の交代。それでも3投手の1安打継投でチームは4―0と快勝。6年連続の決勝進出を果たした。

 試合途中につり始めた右足の状態は芳しくなかった。織田は4―0とリードした7回、先頭打者に3球を投じた時点で右大腿(だいたい)裏をさするしぐさをみせ、ベンチへ。背番号11の左腕・小林鉄三郎(2年)が2番手でマウンドに上がった。

 場内がヒヤリとする場面があった。4回まで無安打と快調に飛ばしていたが、5回が始まる前の投球練習中に足がつったのか、一度ベンチに引き下がった。それでも6分間の治療を経て、再びマウンドへ。5番・壇上直太郎(2年)から始まる打順で2四球こそ与えたが、無安打無得点で切り抜けた。

 6回に再びギアを上げた。慶応にとって1番打者から始まる好打順ながら先頭の矢口、次打者・森田をフォークで連続三振。そして投打二刀流の湯本琢心(たくみ、2年)は155キロ直球で見逃し三振と3連続Kと不安を一掃する快投を見せつけた。

 織田にとっては先輩の無念を晴らす格好の舞台だった。23年夏の神奈川大会決勝。微妙な判定もあり、チームは慶応に5―6で逆転負けしていた。

 これで織田を擁する横浜は県内38連勝中。6年連続の決勝進出を果たし、2年連続甲子園出場へ王手をかけた。