トランプ氏、イランが船舶攻撃なら「橋や発電所を爆撃し破壊」と威嚇…攻撃の応酬を「小競り合い」とも
【ワシントン=阿部真司、テヘラン=吉形祐司】米国のトランプ大統領は22日、SNSへの投稿で、イランがホルムズ海峡で今後船舶を攻撃する度に「イランの橋または発電所を爆撃し、破壊する」と威嚇した。
インフラ(社会基盤)施設への攻撃も辞さない構えを示し、イランの譲歩を引き出す狙いとみられる。
トランプ氏は投稿で、インフラ施設への攻撃には首都テヘランやその近郊も含まれると強調。その後、米ジョージア州で行った演説では、イランが米国との合意を望んでいると改めて主張し、「彼らはまだ準備できていないが、まもなく整うだろう」と語った。攻撃の応酬については「小競り合い」と表現した。
演説に先立ち、米デラウェア州のドーバー空軍基地を訪れ、イランの攻撃などで死亡した米兵4人の遺体の到着を出迎えた。
米中央軍は22日、イランへの12日連続となる攻撃を実施したと発表した。
一方、イラン国営テレビなどはイラン時間の23日未明、南部ホルムズガン州などで米軍による攻撃を受けたと報じた。
また、イラン軍中央司令部は22日、トランプ氏が「イランの橋または発電所を爆撃する」とSNSに投稿したことに激しく反発。ホルムズ海峡は「封鎖されている」と主張する声明を出し、中東域外への報復拡大の可能性にも触れた。精鋭軍事組織「革命防衛隊」報道官は22日、ホルムズ海峡の南側航路は機雷の危険があると警告した。

