【ケータイラボ】ケータイの常識を変える!シリーズ唯一のハイスピード携帯、ドコモ″N904i″の真価
■エンターテインメント性に長けたN904i
N904iの特長はエンターテインメント性。最大10Mバイトまでのiモーションを直接ダウンロードできる。HIGH-SPEED対応なので、ダウンロードはかなり速い。もちろん音楽のダウンロードもOK。また、HIGH-SPEEDは、ダウンロードだけでなくサイトを見たりする際も速さが感じられるはず。ただし、時間帯に応じては速さを感じられないときもあった(アクセスの多い時間帯はかなり遅くなる傾向にあるようだ)。「転校生」という映画の予告編がインストールされている。このデータが大きいのがちょっと問題。本体にほかのデータをダウンロードしたい場合は、このデータを消す必要がある。 |
音楽は「うた・ホーダイ」や「ミュージックチャネル」、「WMA(Windows Media Audio)」、「SD-Audio」に対応。WMAは「Windows Media Player」を利用することでN904iにCDなどの音楽を取り込むことができる。また、SD-Audioは「SD-Jukebox」を利用することで、N904iにCDなどの音楽が取り込めるのである。その際、別売のUSBケーブルが必要なことを忘れないように。
また、接続の際に注意することがある。それは接続方法だ。N904iは、USBモードとして「通信モード」「microSDモード」「プリントモード」「MTPモード」が準備されている。これを切り替えて使うわけだが、Windows Media Playerと接続する際には「MTPモード」、SD-Jukeboxと接続する際には「microSDモード」を利用しないといけない。SD-Jukeboxの場合には、そのモードでないと認識してくれないので音楽を転送することができない。しかし、Windows Media Playerの場合、対応していない「microSDモード」でも認識して転送してしまうのだ。しかし、N904iのマルチミュージックプレーヤーからはそのデータが認識できないので、利用できないのである。
いちどそのモードで転送してしまうと、次から正しい「MTPモード」で接続してもWindows Media PlayerはN904iを認識してくれないので要注意だ。もし、誤って使用してしまった場合には、microSDカードを初期化するか、「microSDモード」でパソコンと接続して、転送した音楽データを削除すれば利用できる。
そしてフルブラウザ。ビューアタイプとスタンダードタイプが準備されている。ビューアタイプはじっくり見ることに長けたモード。スタンダードタイプはケータイと連携させたりすることに長けたモードである。
フルブラウザ"ビューアタイプ"。見たい部分を好みのサイズに拡大することができる。 | ビューアタイプ時。URL入力時にはこのようなウィンドウが表示される。 | フルブラウザ"スタンダードタイプ"。最大5つのウィンドウをタブで表示させることができる。 |
これらのエンターテインメント機能を楽しませてくれるのが3インチの大画面である。ワイドVGA表示で横480ドット、縦854ドットが表示できる。かなり高精細できれいなのがありがたい。メールを閲覧する際の文字サイズは「縮小表示2」「縮小表示1」「標準表示」「拡大表示1」「拡大表示2」の5通りが準備されている。
縮小表示2 | 縮小表示1 | 標準表示 | 拡大表示1 | 拡大表示2 |