中国で日本人2人がレアアース磁石を無許可で輸出したとして、逮捕された事件で、事件発覚の経緯がNNNの取材で明らかになりました。

富士電機グループの日本人社員2人は中国・大連で、レアアース磁石を許可なく輸出した疑いで5月に中国当局に身柄を拘束され、その後、逮捕されました。

複数の関係者によりますと、富士電機側は、レアアース磁石をモーターなどの製品に取り外しがしやすい方法で組み込んだ上で、日本へ輸出し日本でレアアース磁石だけを取り外した後、製品の残りの部分を、さらに中国に送り返していたことが新たに分かりました。

こうした一連の輸出入の動きを、中国当局が見つけ、事件が発覚したということです。

中国からレアアースの輸出が規制されている中、モーターなどの製品であれば輸出は可能で、日本政府関係者は、「中国当局はレアアース磁石だけを目的とした、悪質な手口と判断したのだろう」と指摘しています。

中国政府は、日本への圧力を強めていて、中国側の関係者は、「新たな輸出規制も検討している」と明かしています。