平壌市体育局傘下のスポーツくじ販売所の様子(RFA)

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北朝鮮が2026年サッカー・ワールドカップ(W杯)を記念した大規模なスポーツ宝くじを発売したことが分かった。1等賞金は現金5億北朝鮮ウォンに設定されている。15日付の米政府系放送ラジオ・フリー・アジア(RFA)が伝えた。

RFAによると、中国人留学生が中国SNSに投稿した平壌市体育局傘下の販売所の写真には、「2026年ワールドカップ競技大会を契機に体育抽選を実施します」と書かれたポスターが掲示されている。

宝くじは1枚5万北朝鮮ウォンで、抽選日は7月20日正午。1等は現金5億ウォン、2等は1億ウォン、3等は5000万ウォンと高額賞金が並ぶ。4〜6等には増幅器や電気炊飯器、食器セット、鍋セットなどの家電・生活用品が用意され、賞金はスマートフォン向け電子決済サービス「三興(サムフン)電子財布」を通じて支払われるという。

発行元は「三興情報技術交流所」で、発行枚数は10万枚。完売すれば販売総額は50億ウォンに達し、国家にとって新たな資金調達手段となる可能性がある。

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一方、価格設定は北朝鮮の一般市民にとって決して安くない。北朝鮮は2023年に22年ぶりとなる大幅な賃金引き上げを実施し、2024年から全国の工場・企業所へ拡大適用した。RFAが北朝鮮内部で取材したところ、現在の法定月給は職種によって5万〜20万ウォン程度とされ、軽工業工場などでは5万ウォン前後が一般的だという。このため、宝くじ1枚の価格は一般労働者の約1カ月分の法定給与に相当する計算になる。