社労士のたかこ先生が自身のYouTubeチャンネルで「【法改正】「社保なしパート」の需要は消滅します。優秀な人材が次々と流出する会社の共通点」を公開した。法改正により、社会保険に加入させずにパートを雇用して人件費を抑えるという従来の手法が通用しなくなるとし、今後の雇用設計のあり方について提言している。

動画では、これまで多くの企業が人件費削減や柔軟なシフト対応を目的にパート中心の雇用を行ってきた背景を説明。しかし、「パートを安く雇う時代は終わった」と断言し、その理由として社会保険の加入要件の拡大を挙げる。

たかこ先生は、2026年10月にいわゆる「106万円の壁」と呼ばれる賃金要件が撤廃される予定であることに言及。今後は「週20時間以上の労働」が主な加入基準となり、企業規模に関わらず「ほとんど全員が社会保険加入になる」と指摘する。

この変化に対する具体的な対策として、パート従業員をひとくくりにするのではなく、役割と時間に応じて「A層・B層・C層」の3つに分ける雇用設計を提案。週20時間未満の補助的業務に限定するA層、社会保険加入を前提に責任範囲を明確にするB層、リーダー候補として待遇を改善するC層へと細分化し、「社会保険に入ってもらっても利益が残るような人員設計にする」ことの重要性を説いた。

さらに、単に労働時間を削って社会保険を回避しようとすれば、「優秀なベテランパートは良い条件で雇ってくれる会社に移ってしまう」と警鐘を鳴らす。最後にたかこ先生は、社会保険加入を単なるコストと捉えるのではなく「投資」へと視点を切り替えるべきだとし、「社会保険加入を前提に戦力化していく」ことが不可欠であると結論付けた。

チャンネル情報

助成金専門社労士のたかこ先生が、国からもらえる助成金と労務管理について、日本一わかりやすく教えるチャンネル。助成金申請2,000件超、200社以上のコンサル経験をもとに、ヒト・モノ・カネが好循環で回る強い組織=「骨太経営」の実践法を発信中。著書『その悩み、助成金が解決してくれます!』(KADOKAWA)も好評発売中。