「豊臣兄弟」今夜ついに「本能寺の変」3つの注目ポイント「黒幕は?」「小一郎が京に?」さらば小栗信長
俳優の仲野太賀(33)が主演を務めるNHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」(日曜後8・00)は12日、第27話「本能寺の変」。織田信長が明智光秀に討たれる前半最大のクライマックスを迎える。天正10年(1582年)6月2日、早暁に起きた「戦国最大のミステリー」。大河で描かれるのは19作目。見どころを探ると、3つの注目点が浮上した。
<※以下、ネタバレ有>
NHK連続テレビ小説「おちょやん」などの八津弘幸氏がオリジナル脚本を手掛ける大河ドラマ通算65作目。“天下一の補佐役”豊臣秀長を主人公に、豊臣兄弟の絆と奇跡の下克上を描く。兄・豊臣秀吉役は俳優の池松壮亮が演じる。
第27話は、織田信長(小栗旬)は戦国最強と謳われた甲斐武田氏を滅亡に追い込み、三男・織田信孝(結木滉星)に四国攻めを命じる。一方、備中で毛利攻めの任にあたる羽柴秀吉(池松壮亮)は戦の総仕上げのため、信長を連れてくるよう羽柴小一郎(仲野太賀)に要請。小一郎は遠路はるばる安土へ向かう。折しも、安土城で徳川家康(松下洸平)を接待していた信長だが、食事に毒が盛られたことが発覚。饗応役の明智光秀(要潤)が首謀者をかばっていると察して逆上し…という展開。
(1)黒幕
第25話(6月28日)終了時点で「四国説(※)+足利義昭黒幕説」が有力視されたものの、第26話(7月5日)のラスト約90秒、信長の甥・織田信澄(緒形敦)が光秀に「舅殿こそ、お気をつけくださりませ」「あの公方様からの御内書(討取信長)、上様に見つかりでもしたら、言い逃れはできませぬ」「あれを書いたのは…この、わたくしでございます!」と衝撃的な告白。父・織田信勝(中沢元紀)を信長に謀殺された恨み――。一気に「織田信澄黒幕説」も加わった。
信澄はいかに義昭の筆跡や花押(図案化した自筆の署名・サイン)を偽造したのか。信澄は単独犯なのか、誰かに命じられたのか。
「安土饗応」の家康も注目される。次回予告と5分間のロング予告映像。「毒じゃ」「わしは妻と子を手にかけてまで生き残ったんじゃ」(築山殿・信康事件)――。家康も信長に対して恨みを持つ一人だが、果たして。
(※)四国説=織田信長による四国攻めを阻止しようと、長宗我部家と関係の深い明智光秀が謀反
(2)小一郎
史実としては「本能寺の変」発生時、羽柴秀吉と羽柴秀長は「水攻め」で有名な「備中高松城の戦い」の最中。小一郎が燃え盛る本能寺の前にいる“次回予告の謎”は、あらすじで解けた。
信長を連れてこようと、小一郎は備中から遠路はるばる安土へ。そして「本能寺の変」に“遭遇”したとみられる。小一郎は京から秀吉のいる備中に戻るのか、羽柴家のいる長浜城に向かうのか、秀吉の「中国大返し」には同行しないのか。いずれ“新解釈”になりそうだ。
(3)信長
節目となる10回目の大河出演を果たした小栗旬。信長役は、戦国時代にタイムスリップした高校生・サブロー(信長)を主人公としたフジテレビ“月9”「信長協奏曲」(2014年1月期)の映画版(16年1月公開)以来10年ぶり。「織田信長という役は一度、しっかり演じてみたかったので。以前はちょっとフェイクでしたから(笑)、その夢が叶ってよかったなと思います」と冗談めかしながら語った。
1分間のロング予告映像。信長は「どこかで道を間違えたのやもしれぬ」。炎に囲まれ、不敵な笑みを浮かべる。
第27回は一部、ロケ(オープンセット)で撮影。小栗は「非常に光栄に思います。本物の火に囲まれているので、画の迫力が全く違いますよね」と手応えと明かしている。
定番の台詞「是非に及ばず」や「敦盛&自刃シーン」は予告映像になく、オンエアが待ち遠しい。「私たちが知っているはずの、知られざる本能寺」と銘打つ今作。視聴者は今夜、その目撃者となる。

