元巨人左腕はアメリカンドリームのまっただ中 今季すでに10勝を挙げ、MLB公式が選ぶトレード補強候補の先発12投手の1人に選出

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好投を続けるグリフィンの移籍はあるだろうか(C)Getty Images

 夏が迫るとメジャーリーグを沸かせるのがトレード候補たちの情報だ。今年は米東部時間8月3日の午後6時がトレードデッドライン。この期限直前には多くの有力選手たちがドミノのように雪崩式に移籍していく。

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 MLB公式サイトは現地時間7月9日、移籍する可能性のある12人の先発投手を特集した。日本ではまだネガティブなイメージも残るトレードだが、メジャーでは「請われて移籍する」力を持った選手である証明としてポジティブに見られる。そんな12人のうちの一人に、昨年まで日本球界でプレーしていたある左腕が選出された。

 ナショナルズのフォスター・グリフィンは2023〜2025年まで巨人で3シーズンプレーした後、今季から米球界に復帰した。先発ローテーションの一角として、ここまで19試合に先発して10勝2敗、防御率2.77。来日前はメジャー通算7試合で1勝0敗、防御率6.75という成績しか残せていなかったが、生まれ変わった姿を披露している。

 チームはナ・リーグ東地区で48勝46敗の4位。貯金2を保っており、ワイルドカードでのプレーオフ進出争いを演じている。グリフィンは年俸550万ドル(約9億円)の単年契約で加入。今季終了後にはフリーエージェント(FA)となるため、放出要員になりやすい。

「ナショナルズは再建のスケジュールを前倒しにしている。保有期間が多く残っている主力選手をトレードで放出する可能性は低いが、グリフィンはシーズン終了後にはFAとなる予定だ」

 同サイトはグリフィンと球団を取り巻く状況をそう説明した。その上で「彼との長期契約を検討していない限り、例えポストシーズン争いの最中であっても、彼を放出して見返りに若くて保有期間の長い選手を獲得することが、正しい判断となるかもしれない」と指摘した。

 ポストシーズン進出の可能性が高く、先発左腕をローテーションに加えたいチームにとっては、魅力的な選択肢として映るかもしれない。同サイトも「究極のハイリスク・ハイリターンな補強となる可能性がある」と表現した。

 他には昨年まで2年連続でサイ・ヤング賞のタイガースのタリク・スクバル、2022年ナ・リーグのサイ・ヤング賞のマーリンズのサンディ・アルカンタラ、通算135勝のレッドソックスのソニー・グレー、2021年ア・リーグのサイ・ヤング賞のジャイアンツのロビー・レイら錚々たる名前が並んだ。

 仮に移籍することがあるとすれば、ポストシーズンに進出し世界一を目指すチームの「切り札」として起用される。そしてシーズン終了後にFAとなれば、大型契約が待っているに違いない。元巨人左腕は、大きなアメリカンドリームのまっただ中にいる。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]