インタビュー：FUNKY MONKEY BABYS「1番大事なのは僕達の基準」
ケミカル：自然を相手にした時とかですね。「人間って無力ですね」と心の中で言い聞かせるんですよ。あと、宇宙のポスターとかを見た時。
加藤：規模がデカイな、お前。
モン吉：カッコイイ。
■平原綾香さんと宇宙話を延々としていたという話を耳にしたことがありますが、メンバー三人とも宇宙話が好きなんですか？
モン吉：だって、人間は宇宙にいますからね。
ケミカル：みなさん、きっとそうですよ。
加藤：いやぁー、もう食傷気味ですね。散々、言ってるので。
■三人でいる時はどんな話を？
加藤：今、モン吉とケミカルがとにかく仲良いんですよ。ホットラインがすごくて。俺はそれを傍観している時の方が多いです。
モン吉：そう？そんなこと無いよね。三人みんな仲が良いよね。
加藤：いや、三人とも仲が良いけど、特にお前ら二人が、うるせーぐらい。
モン吉：パワーストーンだったり、趣味が一緒なんだよ。
加藤：UFOとか幽霊とか、そういうオカルト的なことをよく話していますね。
モン吉：UFOは、みんな経験者なので。
■経験者？見えるんですか？
モン吉：特大のオレンジ色の円盤が八王子の市役所に横付けしてました。友達二人で見たんですけど、めちゃくちゃ怖かったですね！
ケミカル：僕も別の機会に見たことありますね。
加藤：八王子は結構、UFOの多発地帯らしいですよ。
■「ちっぽけな勇気」の歌詞にも登場しますが、みなさんは今も八王子に住んでいるんですか？
加藤：僕は出ました。
モン吉：僕達は住んでます。
ケミカル：守ってます。
■八王子に対して、熱い想いはありますか？
モン吉：もちろんですよ！
加藤：八王子市民って、特に地元愛が強い人種が多いんですよ。東京都の中にいながら、アンチ都心というか。新宿とか渋谷とか行く時は「都内行こうよ」というフレーズを使うんですよ。かといって都内の人達から「八王子って東京じゃないだろ」と言われたらカチン！とくるんですよ。東京への憧れとアンチテーゼが同時に入り混じった、複雑な距離感のある街ですね。
モン吉：帝国ですね！
加藤：西東京はうちらが守ってるんだぜ！という気質もあるし。自然に囲まれていて、街も中途半端に栄えていて、言ってみれば日本の縮図みたいなのが八王子にあるんですよ。だから余計にレペゼンと言うか、地元愛を抱えている人が多いですね。
モン吉：西東京の最後の要と言っても過言じゃないです！
加藤：だけど実際に今、立川とか町田に押されつつあるんです。八王子は土地の値段が多分、4年連続でNo.1の下げ率ですよ。
ケミカル：それはまずいなと思って。
加藤：シャッター通りも増えてきたし、今、駅前のビルが潰れて、居酒屋と風俗とパチンコの街みたいになってきてますよ。僕らは八王子が好きなので、ちょっとでも貢献できたらいいなと思って、自分達のよく行く馴染みの店で「FUNKY MONKEY BABYSラーメン」とかを作って、少しでも八王子でお金を落としてもらおうという（笑）。いつか、木更津で氣志團がやったような音楽祭りみたいなものを、マキシマムザホルモン、ここからちょっとレベルが高いですけど、ユーミンさん、北島三郎さんとか八王子出身のアーティストを呼んで出来たらいいなという、大きな夢もありつつ。
