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今年4月、東京・文京区の東京ドームシティでアトラクションを点検中の女性従業員が死亡した事故で、事故調査委員会が調査報告書を公表しました。

事故の根本原因は「安全管理体制の脆弱さによるものだ」などと指摘しました。

今年4月、「東京ドームシティアトラクションズ」の遊具「フライングバルーン」で点検作業をしていた従業員の上村妃奈さんが、落下してきた座席部分に挟まれ死亡しました。

事故について東京ドームの事故調査委員会は10日、報告書を公表しました。

報告書によると、「フライングバルーン」は去年12月と今回の事故が発生した10日前に遊具の座席部分の下降幅が通常時より大きいという不調が発生しました。

このため上村妃奈さんらは4月21日の月次点検のタイミングで「フライングバルーン」の制御部品の「電磁弁」の確認作業などを実施しましたが、その際、事故が発生しました。

事故の原因について報告書は「搬器が最上部で停止した状態で、通常の月次点検作業に加え、本来の計画や作業マニュアルには含まれていない作業として、電磁弁の取り外し作業を上村妃奈さんが行った際、油圧回路内の圧力が抜けて搬器が重さで下降し、発生したものと考えられる」としました。

その上で、「裁量範囲の不明確さや作業マニュアルの不足、技術教育の不足などの管理体制の脆弱さにより、上村さんが一人で危険を伴う作業を実施する状況を招いてしまったことが組織としての最大の問題だった」などと指摘しました。

東京ドームシティは調査報告書を受けて、「組織的な安全管理体制の不備に重大な責任を感じております」「全社一丸となって信頼回復に向けて歩みを進めてまいります」などとコメントしています。

事故があった「フライングバルーン」は今後、撤去されるということです。

また、東京ドームシティアトラクションズは8月以降をメドに営業が再開される予定です。