【独自】起訴事実をおおむね認めたデヴィ夫人 それでも「謝罪ナシ」「示談金提示ナシ」に被害者の怒り
「このカネ儲けー!」
FRIDAYデジタルが第一報を報じた“デヴィ夫人”ことデヴィ・スカルノ被告(86)による2件の暴行事件の初公判が、6月23日に東京地裁で行われた。
起訴状によれば、デヴィ被告は’25年2月に東京都渋谷区内にある飲食店で、自身の個人事務所に勤める被害女性Aに対して箸やシャンパングラスなどを投げつけたとされている。FRIDAYデジタルはその情報をいち早くキャッチし、昨年3月22日にデヴィ被告が渋谷警察署で5時間に及ぶ取り調べを受けたことを、直撃取材とともに報じていた。
デヴィ被告は’25年10月28日深夜にも、渋谷区にある動物病院で別の被害女性Bに対して胸や腹を殴るなどの暴行を加える事件を起こしており、こちらについてもFRIDAYデジタルは独自に報じている。
動物病院に居合わせた人は当時、FRIDAYデジタルの取材にこう答えている。
「病院のロビーで演説するかのように大声を上げている女性がいたのです。よく見たらデヴィ夫人だったので驚きましたよ。夫人はシックな紫のツーピースを着ていたんですが、暴れて激しく脚を踏み鳴らしていたからか、ハイヒールのヒールがすでに折れていました。複数の病院関係者や彼女の2人のマネージャーが止めようとしていましたが、ますます興奮されて、病院に対して『このカネ儲けー!』『犬を殺した!』なんて、怒鳴っていましたね」
女性従業員2人に対する暴行で起訴されたデヴィ被告の初公判。テレビでみせる威勢の良さはなく、「とても緊張しているように見受けられた」と傍聴したテレビ局関係者は語る。
「黒いワンピース姿に真珠のピアス、ダイヤのネックレスで出廷したデヴィ夫人は、とてもエレガントに見えました。裁判では初めに名前や生年月日などを言わないといけないのですが、声がか細くてテレビとは大違いでした」
裁判ではデヴィ被告の弁護人が「記憶にあいまいなところはあるが、積極的に否認する趣旨ではない」と述べるなど、起訴内容をおおむね認めた。
謝罪する気が一切ないんだ……
法廷ではしおらしくしていたデヴィ被告だが、裁判当日の夜にSNSを更新。被害者Aを暴行した理由を次のようにポストした。
〈突如『犬肉反対じゃないも〜ん』と言われ、カッとして近くにあったおしぼり、お箸を反射的に投げてしまいました。大人げなかったと反省しています〉
以前から食用の犬肉に反対してきたデヴィ被告を、被害者Aが挑発したかのように捉えられる内容である。そのうえでこう抗弁した。
〈しかし、シャンパングラスなど割れて危険なものは投げた記憶が一切ありません〉
デヴィ夫人が被害者Bを暴行したのは動物病院で愛犬を看取った後のことだったが、その際の状況については次のようにポストした。
〈若い担当医に『これが延命措置ですか?』と質問しようとした時、居るはずのない私の元マネージャーが私を羽交い締めにしました。その腕を振り払っただけです〉〈報道で言われているように、殴る蹴るなどは一切しておりません〉
「なんだか法廷でも小さいウソを積み重ねて、デヴィ夫人がかわいそうに見えたと話していましたよ」
そう嘆くのは被害女性Bの友人だ。
「デヴィ夫人は法廷で犯行を大方認めておきながら、謝罪の言葉は口にしませんでした。Bさんは傍聴していましたが、怒るというより、呆れていました。しかも、法廷での謝罪らしい言葉といえば、『犬猫愛好家の希望の光なのに申し訳ない』ということぐらい。被害者ではなく愛犬家、愛猫家に謝っただけだったそうですから。被害者に頭を下げるつもりはないのでしょうね」
初公判では裁判官からも“なぜ謝罪していないのか?”と問われたが、デヴィ被告はこう答えている。
「請われていないから謝罪していません」
謝罪はしないが、示談の申し入れはあったという。だが、そのやり方に被害者Bは憤っているという。
「起訴される3週間ほど前にデヴィ夫人の弁護士から示談書が送られてきたそうです。そこに謝罪の言葉は一切なく、しかも示談金の欄に金額が記入されていなかったそうです。謝罪もナシ、示談金もナシで“示談しろ”ってことですよね? しかも金額が記載されていないのに、入金したら被害届を速やかに取り下げるよう要求してきたそうです。そんな失礼なことってあります?
Bさんはおカネが欲しいわけではない。夫人からの誠意ある謝罪を待っているだけなんです。Bさんは『デヴィ夫人の気持ちを聞かせてほしい』と弁護士さんに送ったそうですが、はぐらかされて終わったんだとか。『謝罪する気が一切ないんだ』と言葉を失っていました」(被害女性Bの友人)
次回公判では、検察からどんな証拠がつきつけられるのだろうか――。
取材・文:荒木田 範文(FRIDAYデジタル芸能デスク)
