中国移民管理

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中国のニュースサイト・観察者網に17日、「中国の移民政策は世界で最も厳しいのになぜ多くの人が懸念を抱いているのか」との文章が掲載された。中国では近年、外国人移民が大量に流入してくるのではないかとの懸念が出ている。

文章は、「一般の中国人は外国からの移民と接する機会がほとんどない。なぜなら、その数が非常に少ないからだ。大都市では外国人を見かけることもあるが、その多くは移民ではない。国際的な基準では、永住権を持つ者が厳密な意味での移民とされる。それ以外は不法滞在者か、観光、ビジネス、短中期の就労目的で滞在している人々である。中国の永住権制度は世界でも特に厳格で、外国籍の常住者も非常に少ない」とした。

その上で、「中国が永住権制度を導入した2004年から18年までの14年間で発行された永住許可証はわずか1万2000枚。年間約100万枚のグリーンカードを発行する米国の約100分の1だ。永住権保持者は外国人全体の200分の1にも満たず、その希少さはパンダ並みとも言える。外国人にとって中国での永住権取得は自慢できることであり、とりわけ中国での生活の快適さを実感した後では、その価値はさらに高く感じられる」と主張した。

一方で、「外国籍人口全体で見ても、その割合はやはり非常に低い。国連の15年のデータによると、中国に居住する外国籍人口は約97万8000人で、総人口のわずか0.07%に過ぎず、世界で下から6番目の低水準だった。これは先進国平均の10.8%、世界平均の3.2%を大きく下回る数字で、インドでも0.4%だ。日本には200万人を超える外国人常住者がいる」とした。

また、「中国の調査では、20年時点で外国籍の住民は84万5697人だった。国家移民管理局は23年、中国に常住する外国人の数が2019年末の85%まで回復したと発表した。同年に発給された在留許可は71万2000件で、このうち就労目的が23万7000件、留学目的が20万8000件だった。こうした数字から分かるように、中国の外国人常住者はおおむね100万人規模にとどまっており、単純計算では1000人の中に1人もいない。一方で、仕事や観光などの短期入国者は年間延べ約1億人である」と説明した。

文章は、「中国で移民を懸念する人が少なくないのは、世界各地の事例に影響を受けている面が大きい。移民問題で欧米社会が混乱しているという話を聞き、不安を抱くようになったのだ」と指摘。また、「一部の人々が、インド人が大規模に中国へ移民してくるといったデマを流したことで恐怖感が広がった。実際には移民を見たことがない人でも、観光や仕事で来ている外国人を目にする機会はある。一部の移民による犯罪などのニュースを見ることで、不安を感じる人もいる」とした。

さらに、「人口減少や労働力不足に直面している国の中には、それを補うために外国人移民や外国籍の常住者を受け入れている国もある」とし、そうした人口問題も背景の一つにあると言及。一方で、「こうした懸念は必要のないものだ。仕事やビジネス、観光で中国を訪れる外国人については議論の余地はなく、現段階では多ければ多いほどよい。観光客による一部のマナー違反については、監督を強化して罰金を科したり、ビザ発給を制限したりすればよく、移民問題とは無関係である」と強調した。

外国人常住者についても、「人数はそれほど多くなく、大きな問題にはなっていない。就労期間や留学期間が終われば帰国する人が大半だ。長期滞在が認められる永住権取得者こそが本来の意味での移民だが、その規模はせいぜい1万人程度であり、審査も非常に厳しい。そこまで心配する必要はない」と論じた。

そして、「長期的には人口減少という問題があるものの、その解決のために移民労働者を受け入れる必要はない。将来的にはロボットの数が人間を上回るのは確実だからだ」としたほか、「中国人男性の中には外国人女性の受け入れによって(男性が大幅に余っている)結婚問題を解決することに前向きな人もいるだろう。しかし、韓国では女性側の反発があり、中国でも女性から異論が出る可能性がある。この点については今後の議論に委ねるべきだろう」と結んだ。(翻訳・編集/北田)