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 ◇ナ・リーグ ジャイアンツ11×−10ナショナルズ(2026年6月10日 サンフランシスコ)

 ジャイアンツは10日(日本時間11日)、本拠でのナショナルズ戦で最大8点差をはねのけ、大逆転勝利。ブライス・エルドリッジ選手(21)がMLB史上最年少でのサヨナラ満塁本塁打を放って試合を決めた。

 チームは先発・レイ、2番手・シーモアがつかまり7回終了時点で1−9と8点のリードを許していた。それでも8回にチャプマンの2打席連続本塁打で反撃ののろしを上げると、次打者・ディバースも9号ソロを放つなど、この回5点を奪って6−9まで追い上げた。

 ところが、9回にも3番手・サンマルティンがミードに痛恨ソロを被弾。再びリードを4点まで広げられた。それでも追い上げスイッチの入った打線は諦めない。6−10で迎えた9回裏、アラエス、チャプマンの連続二塁打で1点を返すと、ディバースが四球、イ・ジョンフが左前打でつなぎ無死満塁と絶好機を演出した。

 ここで打席に入ったエルドリッジが2ボールからの3球目、相手5番手左腕・パーカーの内角スライダーを完璧に捉え、右翼スタンドにサヨナラ満塁本塁打。一振りで試合を決め、ホームベースで待ち受けていたナインにもみくちゃにされ、手荒い祝福を受けた。

 大リーグ公式サイト「MLB.com」は試合後のエルドリッジのコメントを紹介。カード初戦となった2日前の8日(同9日)は1点を追う9回2死一、三塁と一打同点機で空振り三振に倒れ、ゲームセット。だからこそ「僕はいつも、そういう状況でそういう選手になりたいと思っている。先日の夜は本当に悔しかった。でも、良い学びの機会になった。2日後にまた同じことが起こるとは思っていなかったが、そこから学ぶことができました」と悔しさを糧にできたという。

 また、21歳233日でのサヨナラ満塁本塁打は、1956年7月25日にサヨナラランニング満塁本塁打を放ったロベルト・クレメンテの21歳342日を上回り、MLB史上最年少記録となった。

 エルドリッジは2023年のMLBドラフト1巡目(全体16位)でジャイアンツから指名を受けた。当初は大谷翔平“2世”として「二刀流選手」での指名だったが、その後、一塁手に専念している。