Google PlayやF-Droidで配布されているAndroidアプリは更新があるとスマホに通知され、アップデートを行うことができます。ただしGitHubだけで配布されているアプリはapkファイルをダウンロードして手動でインストールするだけでありアップデートは自力で行う必要があります。「Obtainium」はGitHubなどのリリースページだけで配布されているAndroidアプリのインストールをF-Droidのようにサポートし、アプリのリリースページから直接インストール・アップデート管理や自動更新してくれ、他の手段ではインストールがおぼつかないケースでも面倒を見てくれる便利なツールです。

Obtainium

https://obtainium.imranr.dev/



ImranR98/Obtainium: Get Android app updates straight from the source.

https://github.com/ImranR98/Obtainium

◆特徴

公式サイトではObtainiumの特徴について以下のように示しています。

・GitHub・GitLabなどのソースコードホスティングサイトをはじめ10以上のアプリ配布サイトをサポート

・様々なリリース方式に対応

・ユーザーの好みに応じたフィルタリングや設定を構成可能

・サポートを明言していないサイトでもカスタマイズによりHTMLからapkファイルの検索・抽出が可能

・データのインポート・エクスポートに対応、アプリの設定を他のユーザーと共有することも可能

◆インストール

公式GitHubにはアプリの入手先として以下のダウンロードサイトが示されています。

・GitHub

・IzzyOnDroid

・F-Droid

今回はF-Droidからインストールします。あらかじめアプリにF-Droidアプリがインストールされていることを前提としますのでインストールや使い方については以下を参照してください。

無料で簡単にGooglePlay以外の無料オープンソースAndroidアプリをインストールして自動更新できる「F-Droid」 - GIGAZINE

https://gigazine.net/news/20260504-f-droid/



スマホで公式GitHubを開き、「Installation」の項目にあるF-Droidのバナーをタップします。



F-Droidアプリが起動しObtainiumのページを開くので「インストール」ボタンをタップします。



ダウンロードが始まり進捗バーが表示されます。



ダウンロードが完了すると「このアプリをインストールしますか?」というポップアップが表示されますので「インストール」をタップします。



インストールが完了すると「開く」ボタンが表示されるのでタップするとObtainiumが起動します。



◆初回起動時の操作

初回起動時、「通知の送信を Obtainium に許可しますか?」というポップアップが表示されるので「許可」をタップします。



引き続きOSの「バッテリー詳細」画面が表示されるので「制限なし」に変更してから左矢印アイコンをタップしてObtainiumに戻ります。



「ようこそ」ポップアップが表示されるのでOKをタップします。



「注」ポップアップが表示されるのでOKをタップします。



◆アプリの追加

アプリ起動直後は空の「アプリ」タブを表示しています。Obtainiumから他のアプリをインストールするには「アプリの追加」タブをタップして画面を切り替えます。



「アプリの追加」タブの初期状態。



今回はGitHubから以下のアプリをインストールします。

Releases · eszdman/PhotonCamera

https://github.com/eszdman/PhotonCamera/releases

「アプリのソースURL」にGitHubのURLを入力、「ソースの上書き」で「GitHub」を選択し、「追加」ボタンをタップします。



「適切なリリースが見つかりませんでした」とエラー内容が表示され、アプリは追加できませんでした。



確認のためGitHubのリリースを確認してみると、すべてのリリースに「Pre-release」と追記されていました。



Obtainiumに戻って「プレリリースを含む」をオンにし、再度「追加」ボタンをタップします。



今度はエラーが表示されず「PhotonCamera」の画面が表示されたので「インストール」をタップします。



初回のインストール時にはObtainiumの権限が不足しているため「不明なアプリのインストール」画面が表示されるので、「この提供元のアプリを許可」をオンにします。



「危険」のオーバーレイが表示されるので「私は起こりうるリスクを認識し〜」にチェックしOKボタンをタップします。誤タップ防止のためチェックしてから数秒間はOKボタンが有効化していないので注してください。



インストール完了後Obtainiumに戻り「アプリ」タブを表示すると「PhotonCamera」が表示されており、インストールしたアプリがObtainiumの管理下に置かれたことが確認できます。



◆インポート/エクスポート

「インポート/エクスポート」タブを表示したところ。



エクスポートするにはまず「エクスポートディレクトリを選択」ボタンをタップし、エクスポート先を設定してから「変更があった際に自動でエクスポートする」をオンにして「Obtainium エクスポート」をタップします。



インポートする場合は「Obtainium インポート」をタップしエクスポートファイルを選択すればOK。



◆設定

「設定」タブは以下の通り。



設定項目には以下のものがあります。

●アップデート

・バックグラウンドでのアップグレードの間隔

・アップデート確認にフォアグラウンドサービスを使用する

・バックグラウンドアップデートを有効化する

・Wi-Fiに接続していない場合、バックグラウンドアップデートを無効にする

・非充電時にバックグラウンドアップデートを無効にする

・起動時にアップデートを確認する

・アプリの詳細ページを開く際にアップデートを確認する

・インストール済みのアプリと「追跡のみ」のアプリのアップデートのみを確認する

・外部でアンインストールされたアプリを自動的に削除する

・並行ダウンロードを許可する

・AppVerifierで新しいアプリを共有する

・ShizukuまたはSuiを使用してインストールする

・Google Playをインストール元として設定する

●ソース別の設定

・GitHubパーソナルアクセストークン

・GitHubリクエスト用の'sky22333/hubproxy'インスタンス

・GitLabパーソナルアクセストークン

●外観

・テーマ

・ピュアブラックダークテーマを使用する

・Material Youを使用する

・カラー選択

・アプリの並び方

・アプリの並び順

・言語

・システムフォントを使用する

・アプリページにソースのウェブページを表示する

・アップデートがあるアプリをトップに固定する

・未インストールのアプリをアプリ一覧の下部に移動させる

・カテゴリ別にグループ化する

・「追跡のみ」の警告を表示しない

・APKのダウンロード元の警告を表示しない

・ページ遷移アニメーションを無効化する

・ページ遷移アニメーションを反転する

・目立たないタップ可能な対象をハイライトする

●カテゴリ

・+カテゴリ

◆まとめ

ObtainiumはAndroidアプリをインストールする手段として「公式のGoogle Play」「F-DroidやIzzyOnDroidなど非公式のアプリリポジトリ」のいずれもサポートしていないアプリのインストールを管理することのできる、いわば第3の選択肢になりうる強力なツールと言えます。自己責任の側面が強いもののインストールできるアプリの幅が広がり管理も楽になりますので、興味を持たれた方はインストールしてみてください。