子どもの自主性を伸ばす親のあり方とは(写真はイメージ)

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年中夢球さんが解説…見守る親と見張る親の決定的な違い

 少年野球に邁進する我が子を、保護者はどう導いていくべきか。野球講演家として全国各地を訪れ、多くの選手や保護者・指導者をメンタル面でサポートしている年中夢球(ねんじゅう・むきゅう)さんは、“否定と強制”が子どもの自立や自主性を損なうと強調する。

 年中夢球さんによると、親のタイプは「見守る親」と「見張る親」に分かれる。子どもが失敗しても這い上がっていけると信じているのが「見守る親」で、子どもが失敗したら這い上がれないと思っているのが「見張る親」だと説明する。

 見張る親は、子どもが挫折しないように「〜しちゃダメ」「〜しなさい」と否定や強制の言葉を使うことが多いと指摘。子どもが自ら気付いたり考えたりする場面を奪っているとし、「監視に近い状態」と警鐘を鳴らす。

 少年野球で指導していた時、忘れられない場面に出くわした。選手とその母親と会った際に、母親が即座に「早く挨拶しなさい」と子どもに命じたそうだ。「3秒待ったら子どもは(自ら)言ったかもしれない。挨拶しないと怒られるかもしれないという思いから、子どもに促しているんです。怒られないように、挫折しないように親が先回りしていくと子どもの自立、自主性が損なわれていくと思っています」と力を込める。

 野球は瞬時に自ら判断する場面が多いスポーツ。自主性が培われていなければ「プレーにも出てしまうと思っています」と年中夢球さんは語る。子どもが失敗しても受け止め、温かい目で見守ることが健やかな成長に繋がっていく。(First-Pitch編集部)