2つ目として、小さな政党としての公明党の生き方として、分断と対立を煽るような状況の中で、そうではなくて包摂、協調ーこれをわれわれは中道政治と呼んでいますがー、私たちが主力にはならないけれども中道を固めていく軸になる、もしくは接着剤になる、そういう働きをしていこうと、連立を離脱したときに方向を固めました。そのことでいろいろな党の方とも話し合いをしてきました。


ーー 公明党が立憲民主党と一緒になるというよりは、斉藤さんを中心に集まれる政党が他にもあったら結集したかったということでしょうか。

斉藤: われわれが中心になるということまでは、われわれにそんなに力があるわけじゃないので考えませんでしたけど、政策を中心に、と。その政策というのは、いつでも自民党に代わって政権を担当する能力があると国民の皆さんに安心していただけるような、つまり外交安全保障では日米基軸で、然るべき防衛力はきちんと備えていく。平和安全法制は合憲である。またエネルギーも原子力発電を認める。また憲法改正についても積極的にこれを議論していく。 
自民党とは政党が違うので目指す方向は違うのですが、自民党と共通の基盤を持った上で、いつでも自民党に代わって政権を担うことができる。中道のそういう塊、そのための5つの政策。これに対して立憲、野田さんたちが積極的に応じてきていただいたということだと思います。


ーー 中道というのはそもそも人間主義というような意味が含まれていると思いますが、改めて、中道改革連合はどのようなことを理念にした政党ですか?

斉藤: 今、分断と対立を煽ってそれを自分の政治エネルギーにするという手法がまかり通っていく中で、全体を包み込むという意味もあります、中道、中の道、で異なる意見の中で熟議で合意形成を図っていく。当然その中には「協調」であり「包摂」。いろいろな多様性を認め合って、違いを認め合った上で合意形成を図っていくという政治手法。そういう意味での中道。 
もう1つは、目的が人間の幸せ、人生の充実というところにある。強い国家、強い経済、これはもちろん大切です。強い国家、強い経済がなければ人間の幸せも達成できませんが、人間の幸せそのものが目的であって、強い国家、強い経済そのものが目的ではない。そこを取り違えてはいけない。こういったところが、右派や左派の人たちとは違うところかと思っています。

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