自民党とは政党が違うので目指す方向は違うのですが、自民党と共通の基盤を持った上で、いつでも自民党に代わって政権を担うことができる。中道のそういう塊、そのための5つの政策。これに対して立憲、野田さんたちが積極的に応じてきていただいたということだと思います。


ーー 中道というのはそもそも人間主義というような意味が含まれていると思いますが、改めて、中道改革連合はどのようなことを理念にした政党ですか?

斉藤: 今、分断と対立を煽ってそれを自分の政治エネルギーにするという手法がまかり通っていく中で、全体を包み込むという意味もあります、中道、中の道、で異なる意見の中で熟議で合意形成を図っていく。当然その中には「協調」であり「包摂」。いろいろな多様性を認め合って、違いを認め合った上で合意形成を図っていくという政治手法。そういう意味での中道。 
もう1つは、目的が人間の幸せ、人生の充実というところにある。強い国家、強い経済、これはもちろん大切です。強い国家、強い経済がなければ人間の幸せも達成できませんが、人間の幸せそのものが目的であって、強い国家、強い経済そのものが目的ではない。そこを取り違えてはいけない。こういったところが、右派や左派の人たちとは違うところかと思っています。


「5爺」の反省と、若者へのアプローチ不足

ーー 選挙で浸透しきらなかったところ、あるいは、最大の反省点はどこですか?

斉藤: 1つは、われわれ中道という言葉を選んだのですが、比較的お年を召した方には中道の意味を分かっていただいたところがありますが、若い人たちになかなか聞き慣れない言葉だということで、今ひとつ浸透しなかったです。 それからもう1つ、時間がなかったこともあって、私と野田さんが、各党から集まってくる、旗の下に結集してくるという形は取ったのですが、結果的に公明党と立憲民主党の方々がそれぞれを離党して集まってくるという形になりましたので、代表を決めるときに公明党の代表であった私と、立憲民主党の代表であった野田さんが共同代表ということで、私たち2人が顔になる。高齢の男性が看板になったものですから、これも若い人たちにワッと浸透していく妨げになったのではないかという意見をたくさん聞いています。それは率直に受け止めなければいけないと思っています。


ーー 急な解散でしたからね。

斉藤: 今回、流行った言葉が「5爺」。野田さんと私は「爺2」とか言われて。最初に新しいロゴを示したときに、安住さん、馬淵さん、公明党の西田幹事長と5人並んで「5爺」と言われて。そこは、明らかにわれわれの失敗だったかもしれません。 
われわれの政策はジェンダーの問題も選択的夫婦別姓の問題も、ある意味では先端を行っている政策になっているんです。ただ、見せ方については、反省してしっかりやっていきたいと思います。


ーー ところで、斉藤さんは普段SNSはあまりされていないですか?

斉藤: スタッフが一生懸命やってくれていまして。ずっと党の代表でしたので、自分自身で発信するよりは、周りのスタッフがいろいろ発信してくれていた。今も秘書が写真を撮ってくれていて、ある意味で任せきりでした。


ーー今求められている党首のあり方は、今までの政治の姿からはだいぶ変わってきていると思います。メディアで1分以内にそれを話せるか、30秒で政策を訴えられるか、など、SNSをうまく使いこなしていくことが求められているように思います。

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