【阪神・村上頌樹単独インタビュー(1)】平成生まれ球団初の開幕投手2年連続勝利へ「勝ちたい」
阪神・村上頌樹投手(27)が25日までに、本紙の単独インタビューに応じた。27日の開幕・巨人戦(東京ドーム)では2年連続で開幕投手を務める。平成生まれでは球団初となる「開幕投手2年連続勝利」へ闘志を燃やした。快挙に挑む大黒柱が2リーグ制以降、球団初のリーグ連覇&日本一奪回を狙う猛虎のスタートダッシュを後押しする。(取材・構成 山手 あかり)
――2年連続の開幕投手。昨年と比較して心境の変化はあるか。
「あんまり変化はないです」
――昨年も緊張感なくマウンドに行けた?
「いけたっすね。寝られなかったっけ?いや、寝られた気がします(笑い)」
――開幕の相手は巨人。伝統の一戦の思い出はあるか。
「(幼い頃)テレビで見ていたのは覚えている。小学生か中学生の時かな。伝統の一戦は、能見さんがひたすら三振を取っているっていうイメージしかない。巨人キラーかなんかで、能見さんが甲子園でずっと三振を取っていて、凄えなって」
――巨人戦では黒星が一度もない。今は村上が巨人キラーと呼ばれている。
「(まだ黒星はない)らしいっすね。それは気にせずにやりたいと思っていますし、いずれは(黒星が)つく可能性もありますし。それは仕方がないことなので、気にせず、まずは自分の仕事をしっかりしたい」
――東京ドームは球場が狭いし、嫌がる投手も多いが。
「そうっすね。嫌ですね…。制球の精度を高くしてしっかり投げないと簡単にスタンドに入っちゃうので、そこら辺の意識はあるかなとは思いますね。(ただ)逆に割り切れるのがいいと思うんっすよ。狭いってわかっているので。だって、投げるからって言っても、球場が広くなるわけでもないですしね。そこは、もう割り切っていくしかない。インコースを攻める時は攻める。アウトコースに投げる時は低く、丁寧にであったりとか」
――球場が広い甲子園球場と狭い東京ドーム。投げる時、メンタルに変化はあるのか。
「めっちゃ意識はしていないですけど、打たれた瞬間に“アッ!”とか“ヒヤッ”とする瞬間はあります。甲子園の時とかだったら大丈夫やろうなって。甲子園なら“チカ(近本)さん捕らんかな〜”とか、“チカ(近本)さんいける!”とか思っていますけど、やっぱ東京ドームは近本さんでも(外野フェンスに)登らないと捕れないので(笑い)」
――東京ドームでは“ヒヤッ”とすることが多いのか。
「そうですね。ちょっと(バットの)芯に当たったりしたらヤバいってなる。甲子園では芯に当たっても、まだ打球の角度であったりとか、打球の方向によっては大丈夫かなっていうのがある」
――今年も開幕戦で勝利投手になれば、平成生まれでは球団初の開幕投手2年連続勝利となるが。
「へぇ!それは勝ちたいです。勝ち投手になれば最高ですけどね。でも、まずはチームが勝てたらいいので、そういうピッチングをしたい。相手は(ドラフト1位新人の)竹丸くんで、どういうピッチャーかもわかっていないですし、なかなか厳しいかなっていうのはあるので、バッテリーで我慢強くやっていけば、ちょっとした隙につけ込んでいけるのかなっていうのはある。踏ん張って頑張って、粘り強くやっていきたい」
(2)へ続く
○…村上(神)が2年連続の開幕投手で勝利を挙げれば、阪神の投手では17、18年のメッセンジャー以来。日本選手では08〜10年安藤優也の3年連続以来になる。平成(89年1月8日以降)に生まれた阪神投手では初めてで、過去には藤浪(=平6)が21、22年、青柳(=平5)が23、24年の各2年連続で開幕投手を務めているが、藤浪は勝敗なし、青柳は1勝1敗だった。なお他球団の開幕投手では巨人・菅野(=平元)が14〜16年の3年連続。西武・菊池(=平3)の17、18年と広島・大瀬良(=平3)の19、20年の2年連続勝利がある。

