脳科学者の茂木健一郎氏が自身のYouTubeチャンネル「茂木健一郎の脳の教養チャンネル」に、元総理の鳩山由紀夫氏を招いた対談動画を公開。鳩山氏は、高市新政権への率直な思いや、ネット上で飛び交う自身への批判に対するユニークな見解を語った。

対談は、茂木氏がクリスマスを「善意の季節」と紹介し、鳩山氏を「善意の塊」と評するところから始まった。これに対し鳩山氏は「善意で行動してるつもりが、いつも騙されたりするんですけど」と自虐的に応じ、和やかな雰囲気でトークは進んだ。

今年1年を振り返る中で、鳩山氏は高市新政権の誕生を「高市さんに変わってしまった」と表現。特に、国会答弁での「存立危機事態」という発言について、「本音が出た」と分析しつつ、「言い過ぎの話し。存立危機事態にしちゃいけないんです」と、日中間の緊張を高めかねないとして強い懸念を示した。

また、茂木氏からネット上での「中国の代理人」「ハニートラップにかかったのでは」といった批判について問われると、鳩山氏は「かかってないんだよね、まだ」とまさかの回答で笑いを誘う場面も。ネット上の批判は直接見ないものの、息子や知人から伝え聞くことはあるという。それでもなお、日中韓の友好のために行動するのは「誰かが行くべきだという風に思って」いるからだと、自身の信念を語った。

さらに、総理時代を振り返り「当時の私は、役人は嘘をつかないものだと思ってたのよ」と告白。自身の純粋さが、結果として沖縄の基地問題で県民を裏切る形になったことへの後悔を滲ませた。

政治家としての野心についても「総理になりたいなんて一度も思ったことなかった」と断言。「人生で一番幸せだったのは、自民党を飛び出した時」と語るなど、一般的な政治家像とは一線を画す価値観を披露した。批判に晒されながらも、一貫して「友愛」の精神を語り続ける鳩山氏の、飾らない人柄が垣間見える対談となっている。

チャンネル情報

一人ひとりの「個性」が活かせて、「自由」で、「創造的」な生き方ができるように、応援するような発信をしていきたいと思います。複雑な現代を生きるための、科学、社会、本、音楽、映画、文化、芸術、人間、コメディを扱う総合的な脳の教養のチャンネルです。人間の脳のこと、人工知能のこと、創造性のこと、個性のことなどを考えます。