CBS MarketWatchによると、クリスマス休暇明けの26日のニューヨーク株式市場では、ハイテク銘柄が多いナスダック総合指数は6営業日ぶりに反発したが、インターネット関連銘柄は、まちまちの展開となった。ユーザーの趣味や趣向に合わせて広告を表示する、いわゆる「ターゲティング」広告の販売を強化すると発表したマイクロソフトが前週末比35セント(1.18%)高の29.99ドルに上昇する一方で、広告を主な収入源とする米インターネット検索エンジン最大手グーグルと米ポータルサイト大手ヤフーの株が売られ、ヤフーは同10セント(0.39%)安の25.45ドルで引けた。

  グーグルも、一時、値を下げたが、中国のオンラインゲーム企業シャンダ(盛大)の子会社「CMFU.com」を約4億ドル(約480億円)で買収するという噂が、中国のメディアで流れたこともあり、結局、前週末比1.95ドル(0.43%)高の457.53ドルで引けた。盛大の株価も上昇し、同1.42ドル(7.10%)高の21.42ドルに急騰した。

  インターネット小売大手アマゾン・ドットコムは、クリスマス商戦で過去最高の売れ行きを達成したことを発表したが、株価は同44セント(1.09%)安の39.80ドルで引けた。一方、米ネット競売大手イーベイは、2カ月間のクリスマス商戦で小売業界の売り上げが予想を下回るなど、悪材料となるニュースがあったものの、同10セント(0.33%)高の30.32ドルで引けた。【了】