シェアハウスのリアルな暮らし 生活習慣と人間関係が垣間見える本音の共同生活

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キッチンの使い方でわかる食生活の違い

最初はまったく見ず知らずの人が出会い、暮らす――シェアハウスは、賃貸アパートやマンションと違って「一つ屋根の下」という言葉があてはままります。
そんなシェアハウスでの共有スペースでの人間模様は、皆さん興味深いようで、私が「シェアハウスの管理をしている」とお話しをするといろいろと質問をされます。

なかでも質問が多いのが、居住者同士がどのようなコミュニケーションをとっているかということです。
シェアハウスでは共有スペースがあり、なかでも誰もが使うのがキッキンです。ただ、その使い方はさまざまで入居者によって違いがあります。

その違いによって、その人が日常的にどんな食生活をされるかがわかります。料理をするかしないか、食事はお弁当やカップラーメンですませるか、そんな違いでだいたいのことが想像できてしまうのです。
マメな入居者の方のは、ご飯をまとめて炊いて、一食ずつラップで包んで冷凍したりする人もいました。
全体的に自炊派は、冷蔵庫管理がしっかりしているのですが、食生活が雑な方は食後の食器をすぐに洗わず放置したりする人もいます。
そんな雑に使う人に対して直接注意する人もいれば、黙って自分の物と一緒に洗って片付けてあげる人、管理人の私にこっそり知らせてくる人など、それぞれの性格が現れます。

食事は最高のコミュニケーションの場

とはいえ、食事というのは、人と人の距離を縮めるようで、それをきっかけにコミュニケーションを深めます。
たとえば、料理好きの入居者であれば「ちょっと多めに出来ちゃったから味見する?」とか、逆に「美味しそうな香り!」など会話が生まれやすいのがキッキンでもあります。

また、たまに料理が得意な人が中心になっておつまみを作って入居者同士が集まって小さな飲み会のようになることもあります。
私も料理好きなので、同居しながら管理をしていた頃は、入居者のリクエストがあって500円のワンコイン定食を作っていたこともありました。
食生活は人それぞれなので、各々の性格がもっとも分かりやく現れるのがシェアハウスのキッキンなのです。

キッチンという空間から見える人間模様

ゴーヤチャンプル

沖縄は県外にはない食べ物や調味料も多いので、移住初心者が集まりやすいシェアハウスでは、食の話題も多くなります。
具体的には「ゴーヤは内地(県外)で売ってるのより苦味が効いてて美味しい」、「青いバナナとか青いパパイヤってどうやって食べるんだろう?」「アグー豚はやっぱり違う」……ほかにもスパムの種類、コーレーグース(唐辛子を泡盛に漬け込んだ調味料)は何にかけるのが美味しいか」「オリオンビールは本土のビールとは違う」などなど、沖縄オリジナルの食の話題はつきません。

こうしたこともあってかシェアハウスでは、料理好きは人気者になりやすいですが、逆にキッキンを雑に使う人は嫌がられる傾向があります。

シェアハウスのキッキンでの人間模様を見ていると、人と人との繋がりの中で、コミュニケーションと、マナーやエチケットはとても大切なことだということを、管理をしているとより改めて感じさせられます。