神戸戦で無念のシュート0本。「もっと貪欲に行っても良かった」と悔しがる細谷真大は、久々の森保Jで鬱憤を晴らせるか
「(2026年北中米ワールドカップの)出場が決まっているので、初めての選手が多いなかでチャンスが巡ってきた感じなので、まずは試合に出ることを目標にしたい。しっかり爪痕を残して、その後のE-1にもうまくつなげられたらいいと思います」と、2024年アジアカップのイラン戦以来の出場に闘志を燃やしている。
今季の柏で絶対的なレギュラーに君臨していない細谷が招集されたのは、「2024年パリ五輪で見せたような輝きをもう一度、示してほしい」という森保一監督の強い願いがあってのことだろう。実際、今回は26人中13人がパリ世代。本大会に参戦したメンバーが細谷を含めて6人も名を連ねているのだ。
(三戸舜介ら)欧州組の活躍はSNSでしか情報を得てないですけど、『結果を残してるな』と感じていたので、再会して、刺激し合えればいいと思います」と細谷も目を輝かせた。その相乗効果に指揮官が期待する部分もあるだろう。
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同世代の追い風を受けて、細谷は2023年11月のシリア戦以来の代表でのゴールを貪欲に狙いに行くべきだ。6月シリーズでインパクトを残し、7月のE-1選手権にも生き残り、本格的に代表コアメンバー入りを果たせば、本当に1年後の大舞台が見えてくるかもしれない。
思い返せば、3年前のE-1では、町野修斗(キール)が圧倒的な存在感を示し、カタールW杯行きを射止めている。今回の細谷も同じ成功ロードを歩むべく、力強い一歩を踏み出さなければいけない。大橋祐紀(ブラックバーン)を含めたFWの熾烈な競争を勝ち抜くしかないのだ。
「町野選手は(22年の)E-1以来なので、楽しみでもあります。良い練習から良い競争をして、スタメンで出られるように、刺激し合いながらやりたいなと思います。今の僕はインパクトを残すことが必要。それはゴールだと思いますし、どんどん狙っていきたいですね」と本人も語気を強めていた。
2023年に初キャップを飾った頃の細谷はどこか遠慮がちなところがあったが、様々な経験を重ねた今はマインドも変化しているはず。「これが2026年W杯へのラストチャンスだ」というくらいの強い覚悟を持って、貪欲に挑んでいくことが肝要だ。
ギラギラ感を前面に押し出すパリ世代のエースFWがどんな仕事を見せてくれるのか。そこに注目したい。
取材・文●元川悦子(フリーライター)
