【柔道家・阿部一二三】東京オリンピックの裏側を語る「試合前に詩の試合は必ず観てる」

柔道家の阿部一二三氏が、自身のYouTubeチャンネル【阿部一二三】で東京2020オリンピックの舞台裏について語った。

「東京2020オリンピック秘話 後編 ～伝説の24分ワンマッチ、東京五輪兄妹同日金メダル～」と題された動画で、阿部氏は東京オリンピックまでの選考過程の緊張感や伝説のワンマッチの裏側を明かしている。

阿部氏は丸山とのワンマッチまでの試合の準備として、2ヶ月間、対戦相手である丸山の左組に集中的に対応する練習を重ねたと述べ、「負けたら終わりって思っていた」と、その当時の心境を語った。

さらに、試合は柔道史上異例の24分に及び、「長引けば長引くほど、何分でも試合したろうと思ってたんだよ」と話し、自信に満ちた当時の様子を振り返った。

オリンピック出場権獲得については、「ホッとしたし嬉しい」というダブルの感情が溢れたと明かした。

また、東京オリンピックでは「試合の内容は覚えているけれど、その合間はあんまり覚えてない」とし、金メダル獲得の達成感と共にその時の記憶が断片的であったことを告白した。

動画の最後には、東京オリンピックを経て自身がどのように変わったかを考察し「東京五輪までの2年間の経験が今の僕を作っていると思う」と述べた。

その上で、「自分が納得いくまで努力したらいい」と子供たちや悩んでいる人々へのメッセージを送り、「何事でもやりきることが重要」と締めくくった。

次回の動画ではパリオリンピックに関しての秘話も更新するという。
この夏を盛り上げた秘話に期待したい。