大谷翔平 悲願の世界一達成もしばらくは「凱旋帰国できない理由」
「これからまた再検査しなくてはいけないんですが、大丈夫なことを祈っています。もう痛み止めを打たなくていいので、ホッとしています」
10月31日(日本時間)、ヤンキースとの敵地の激闘を制し、第6戦でワールドチャンピオンとなったドジャース・大谷翔平選手(30)はMLB・TVに出演。“世界一”の喜びを爆発させるとともに、亜脱臼した左肩の状態を聞かれた際、笑顔でこう語っていた。
「大谷選手はワールドシリーズ第2戦で盗塁を試みてスライディングした際、左肩を亜脱臼しました。痛み止めの注射を打ちながら第3戦からの3試合に出場。第4戦では安打を放ちました。第3戦の試合後も、左肩の負傷は『今の段階では問題ない』と話していましたが…」(スポーツ紙記者)
悲願の世界一を果たした大谷。故郷へ錦を飾るため、一刻も早く帰国するかといえば、現実的にはそうならないと語るのは、在米ジャーナリストだ。
「大谷選手をよく知る現地関係者に聞いたところ、“当面はリハビリを最優先する”そうです。というのも、この左肩は“古傷”の部分だからだと。エンゼルス在籍時代の昨夏、脇腹を痛めて2試合欠場したことがありましたが、実は左肩に異変があったのに無理して出場し、脇腹に負担がかかってしまったからだと聞きました。
場所的にクセになりやすい部分なので、エンゼルスの関係者は、かねて彼の左肩の状態を心配していたそうです。本来であれば亜脱臼なら2週間の休養とリハビリが必要です。念願のワールドシリーズなので、強行出場したのでしょうね。
大谷選手は主治医でもあるドジャースのチームドクターに絶大な信頼を寄せているので、まずロスに戻って精密検査したうえで、リハビリを続けることになるでしょう」
日本に戻って休息するよりも、早くも来年の二刀流復帰に向けて、万全の準備を始めているようだ。