ロバーツ監督「チームメートがさらにリスペクト」負傷後も出場し続けた大谷翔平の闘志称える
「ワールドシリーズ、ヤンキース6−7ドジャース」(30日、ニューヨーク)
1点リードの九回に2日前の第3戦で先発したビューラーを抑えで起用。執念の継投で自身4年ぶり2度目のシリーズ制覇を達成したロバーツ監督は安どの表情を浮かべ「こんなふうになるとは思いもしなかった。始まりから終わりまでいろんな感情があった。今こうしてここに座れていること、そして、選手たちが成し遂げたことに本当に感謝している」と言った。
大谷が新戦力として加わった1年。指揮官は「翔平が私たちの球団、国内外のファンに対してしてくれたことは数字では表せない。彼は本当にいい男だ。このシリーズでは片腕でプレーしていたけども、たいていの選手ならギブアップしているような状況でも出場すること、ラインアップに入ることをいとわなかった。このワールドシリーズのトロフィーを掲げることはずっと夢見ていたことだと思う」と笑顔。負傷後も戦う姿勢を見せたことに「翔平が打線にいると存在感があり、チームの助けになる。フレディ(フリーマン。右足首捻挫後も出場)が経験したことは確実に翔平を助けたと思う。片腕ででもプレーしたことでチームメートからさらに尊敬されたと思う」と話した。
大谷にとっては10年契約の1年目で悲願達成。フリードマン編成本部長にあと9回優勝すると話したことを伝え聞くと、「今はその重圧を感じたくない。さっきまでずっと重圧の中で戦ってきた。今はこの勝利を楽しみみたい」と言って笑いを誘うと、「でも、(来年の)スプリングトレーニングに入ったら、それが目標になることは間違いない」と連覇への意欲をのぞかせた。