最新版!「ヨーロッパから見た市場価値」が最も高い日本人10名

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現在ヨーロッパでプレーする日本人選手は80名を超えている。

これはかつてに比べて日本人選手の評価が上がっていることを裏付けるものであり、この流れではさらに加速していくことが予想される。

そこで今回は、『Transfermarkt』のデータよりすべての日本人選手の中から『市場価値』が高い選手たちを見ていこう。

10位 古橋亨梧(セルティック)

年齢:29歳

市場価値:1,400万ユーロ(およそ23.3億円)

セルティックでレジェンド級の活躍する古橋亨梧が10位にランクイン。

ただ森保一監督の日本代表にはなかなか定着とならず、ブレンダン・ロジャーズ監督が就任してからはセルティックでもやや微妙な立ち位置に。

評価額も昨年12月に自己最高の1,500万ユーロを記録したものの、今年3月には現在の額へとダウンしている。

9位 守田英正(スポルティング)

年齢:29歳

市場価値:1,500万ユーロ(およそ24.9億円)

守田英正は今、サッカーキャリアの絶頂時にあるかもしれない。

ポルトガルの名門スポルティングの主力として昨季はリーグ制覇。現在マンチェスター・ユナイテッド行きを噂されているルベン・アモリン監督からは「全ての監督が日本人選手を指導すべき。守田には良いことしか言えない」と過去に絶賛された。

一昨年末には700万ユーロ、昨年末には1,200万ユーロだった評価額も、今年6月には1,500万ユーロへと跳ね上がっている。

8位 板倉滉(ボルシアMG)

年齢:27歳

市場価値:1,500万ユーロ(およそ24.9億円)

板倉滉は、冨安健洋がケガがちで離脱する中で日本代表のDFリーダーとなっている。

今年初めのアジアカップではコンディションが整わず、敗退した準々決勝のイラン戦では決勝点となるPKを献上。それが影響してか5月には1,500万ユーロから1,200万ユーロへと評価額も下がってしまった。

ただ今シーズンのパフォーマンスは安定しており、10月9日には再び1,500万ユーロへと引き上げられている。

6位 鎌田大地(クリスタル・パレス)

年齢:28歳

現市場価値:1,800万ユーロ(およそ30億円)

フランクフルト時代の2022年11月に3,000万ユーロの値が付いていた鎌田大地だが、その数字は下がり続けている。

昨シーズン所属したラツィオでは、マウリツィオ・サッリ監督と考えが全く合わずに出場機会を喪失。評価額は最高時の半分となる1,500万ユーロにまで暴落した。

その後イゴール・トゥドール監督のもとで復活し、現在の評価額に回復している。ただ今夏加入したクリスタル・パレスでは期待に応えられておらず、このままでは下落する可能性が高い。

6位 堂安律(フライブルク)

年齢:26歳

市場価値:1,800万ユーロ(およそ30億円)

昨年6月に自身の最高値である1,800万ユーロとなった堂安律。今年春には一時1,500万ユーロに下げられたが、シーズン終了後には再び現在の評価額へと引き上げられた。

日本代表では右のウィングバックで起用され、現在は伊東純也との併用に。一方フライブルクでは今シーズン開幕から絶好調で、8試合4得点1アシストを記録している。

先日には、来年1月に移籍金2,000万ユーロ(およそ33.1億円)で移籍するのではないかとの報道も。この調子でいけば評価額も自己最高を更新しそうだ。

5位 南野拓実(モナコ)

年齢:29歳

現市場価値:2,000万ユーロ(およそ33.3億円)

南野拓実が最も話題を集めたのはリヴァプール時代だが、当時は控えに甘んじたため最高額は意外にも1,200万ユーロだった。

その後、出場機会を求めてモナコへ移籍したものの1年目は結果を残せず。昨年6月にはわずか600万ユーロにまで落ち込んでいる。

しかし昨シーズン9得点を記録し、チームをCL出場へと導く大活躍。すると評価額もぐんぐん跳ね上がり、今年6月に現在の2,000万ユーロとなった。

4位 伊藤洋輝(バイエルン)

年齢:25歳

市場価値:3,000万ユーロ(およそ50億円)

2021年夏にジュビロ磐田からシュトゥットガルトへ移籍した伊藤洋輝。当時はわずか90万ユーロの評価額だったが、現在ではその30倍近い値となっている。

特に、ブンデスリーガ2位に食い込んだ昨シーズンになって急上昇。シーズン前に1,000万ユーロだった評価額は、シーズン終了時点では現在の3,000万ユーロとなった。

今夏、巨額の移籍金でバイエルンへ加入したものの開幕前の負傷によって未だ出場なし。評価額は据え置きとなっているが、最初のプレー次第では大きな変動があるかもしれない。

3位 冨安健洋(アーセナル)

年齢:25歳

現市場価値:3,500万ユーロ(およそ58.2億円)

昨シーズンのプレミアリーグ最終節エヴァートン戦でゴールを決めた冨安健洋は、それもあってかシーズン終了後に自己最高の3,500万ユーロとなった。

だがアーセナル加入以来ケガに悩まされている25歳は、今夏もシーズン開幕前に膝を負傷。10月5日のサウサンプトン戦で一度は復帰したものの、その後負傷して再離脱した。

伊藤洋輝と同じく現時点での評価額は据え置きとなっているが、今のままでは下落は避けられないだろう。

2位 三笘薫(ブライトン)

年齢:27歳

現市場価値:4,500万ユーロ(およそ74.6億円)

世界最高峰の舞台でも卓越した個人技を発揮している三笘薫が、日本人全体で2位に入った。

ローン先のユニオン・サン=ジロワーズから復帰した2022年夏はわずかに300万ユーロ。そこからプレミアリーグやワールドカップでの活躍もあり、大幅に評価を上げた。

ただ絶好調だった昨シーズンの序盤は自己最高の5,000万ユーロだった。途中ケガで長期離脱したこともあり、今年3月からは現在の4,500万ユーロとなっている。

1位 久保建英(レアル・ソシエダ)

年齢:23歳

現市場価値:5,000万ユーロ(およそ82.8億円)

今年6月に23歳となった久保建英が、日本人全体で1位に輝いた。

久保は2019年夏にヨーロッパへ復帰しているが、当時の評価額は1,000万ユーロ。レアル・ソシエダ移籍後は大幅に評価を上げ、昨年12月には自己最高の6,000万ユーロを記録した。

ただそこからはやや調子を落としており、今年5月に現在の5,000万ユーロへと引き下げられている。

なお、11位〜20位は以下の通り。

11位 遠藤航(リヴァプール)
市場価値:1,300万ユーロ(およそ21.6億円)

12位 菅原由勢(サウサンプトン)
市場価値:1,200万ユーロ(およそ20億円)

13位 中村敬斗(スタッド・ランス)
市場価値:1,000万ユーロ(およそ16.6億円)

13位 町田浩樹(ユニオン・サン=ジロワーズ)
市場価値:1,000万ユーロ(およそ16.6億円)

13位 旗手怜央(セルティック)
市場価値:1,000万ユーロ(およそ16.6億円)

16位 渡辺剛(ヘント)
市場価値:900万ユーロ(およそ15億円)

17位 伊東純也(スタッド・ランス)
市場価値:800万ユーロ(およそ13.3億円)

17位 上田綺世(フェイエノールト)
市場価値:800万ユーロ(およそ13.3億円)

19位 前田大然(セルティック)
市場価値:750万ユーロ(およそ12.5億円)

20位 鈴木彩艶(パルマ)
市場価値:700万ユーロ(およそ11.6億円)

上位を独占したのはヨーロッパ勢だった。

トップはなんと59億円!最も高額な移籍金を記録した日本人選手10名

Jリーグからは、今夏ヨーロッパから復帰したばかりの川辺駿(サンフレッチェ広島)が500万ユーロで22位に入っている。