ワールドシリーズ制覇を果たし、シャンパンファイトではしゃぐ大谷(中央)と山本(左)=提供・共同通信社

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 「ワールドシリーズ、ヤンキース6−7ドジャース」(30日、ニューヨーク)

 ドジャースが最大5点差をひっくり返す執念の戦いで死闘を制し、シリーズ4勝1敗で4年ぶり8度目のワールドチャンピオンに輝いた。左肩負傷の大谷翔平選手が「1番・指名打者」で出場し、4打数無安打だったが、ドジャース移籍1年目ながら史上初の「50本塁打50盗塁」を達成した記録的なシーズンを、悲願の世界一で締めくくった。

 試合後のシャンパンファイトでは帽子を逆に被り、ゴーグルをつけて参加。肩負傷の左腕でシャンパンボトルを持つ場面も。ファイトが始まると、まずは山本由伸に一気に掛けて、自身も歓喜の美酒を浴びた。インタビュー中の山本由伸にいたずらっぽい笑みを浮かべながら、びしゃびしゃにシャンパンを見舞う場面も。

 チームメートから手渡された紙コップを何度も匂いをかぎ、苦笑いで首をふる姿もあった。乾杯の場面では少しだけ口をつけて、顔をしかめた。

 インタビューでは「最高以外の言葉がない。最高の1年でした。最後は最後で1番格別なシャンパンファイト。先はないですし、存分に楽しみたい。1年目から初めてのチームでしたが、素晴らしいチームだった。1年間みんなで戦って素晴らしい最後迎えられて最高のシーズンになりました。1年間、声援が力になった。最高の形で終えることができて、一緒に喜ぶことができて最高だなと思います」と、語った。