ヤンキースを下してワールドシリーズ制覇を果たし、喜ぶドジャースの大谷翔平(右から2人目)=30日、ニューヨーク(共同)

 【ニューヨーク共同】米大リーグで大谷翔平(30)と山本由伸(26)が所属するドジャースが30日、ニューヨークで行われたヤンキースとのワールドシリーズ第5戦に7―6で逆転勝ちして4勝1敗とし、2020年以来、4年ぶり8度目の制覇を果たした。今季ドジャースに加入した大谷はメジャー7年目で悲願を達成、ともに初のポストシーズンを戦った1年目の山本と頂点に立った。

 大谷は「ナイスゲームだった。最高の終わり方で最高のチームだった」と喜びを口にした。大谷と山本は日本代表でプレーし、優勝した昨春のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に続く「世界一」。WBCとワールドシリーズを制した日本選手は他に松坂大輔や上原浩治がいる。

 43年ぶりに実現した東西名門球団同士による頂上決戦で、大谷は第2戦で左肩を負傷しながらも出場を続けて奮闘。この日は4打数無安打だった。山本は第2戦で七回途中1失点と好投し、勝利投手となった。

米大リーグ、ヤンキースとのワールドシリーズ第5戦に出場したドジャース・大谷翔平。第1打席は中飛だった=30日、ニューヨーク(共同)

ヤンキースを下して米大リーグ、ワールドシリーズ制覇を果たし、喜ぶドジャースナイン。奥右から2人目は大谷翔平、左端は山本由伸=30日、ニューヨーク(共同)