左肩を負傷した大谷翔平、NY紙は「60%の状態」でも“世界最高の選手”と評価「彼がプレーしているだけでも驚きだ」

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ケガで万全ではない大谷だがNY紙は警戒(C)Getty Images

 ドジャースの大谷翔平が現地時間10月29日(日本時間30日)、敵地でヤンキースとのワールドシリーズ第4戦に「1番・DH」で先発出場。4打数1安打の成績だった。チームは4‐11で敗れ、対戦成績は3勝1敗となった。

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 大谷は5回の第3打席で中前打を放ち、第2戦で左肩の亜脱臼した影響を感じさせないスイングを見せて3試合ぶりの安打を記録したが、この試合はヤンキースの猛打がさく裂。アンソニー・ボルペの満塁弾が飛び出すなど11失点で大敗した。

 ニューヨーク紙『New York Post』は「ヤンキースはついに兆しを見せた」という記事を掲載。「ヤンキースはついにワールドシリーズで勝利を収めたが、いつも通りの勝ち方をした」とし、ボルぺの他にオースティン・ウェルズ、グレイバー・トーレスの3発で快勝したことに触れ、「万事順調だった」と伝えた。

 さらに、フアン・ソト、アーロン・ジャッジ、ジャンカルロ・スタントンの「“ビッグ3”に頼っているわけではないことを示した」と記した。

 ただ、あと1敗すれば敗退の状況で後がないことには変わりはない。そんな中、ドジャースで特に警戒しているのは大谷のようで、「地球上で最高の選手であるショウヘイ・オオタニは、左肩の亜脱臼を患ってから3日経ったが、やや衰えを見せている」としながらも、「彼がプレーしているだけでも驚きだ。60%の状態だとしても、おそらく今でも世界最高の選手だろう」と、ケガを抱えて万全ではないものの、大谷に対する警戒心は変わらないようだ。

 王手をかけられているヤンキースが第5戦で再び意地を見せるのか。今年最後となるニューヨークでの試合で本拠地のファンを失望させるわけにはいかない。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]