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 ドジャースのギャビン・ラックス内野手(26)が29日(日本時間30日)、ヤンキースとのワールドシリーズ(WS)第4戦の試合前に会見に応じた。

 ドジャースはここまで無傷の3連勝。過去のWSで初戦から3連勝(引き分け含む)した24チームは全て世界一に輝いており、確率は100%。1910年アスレチックス、37年ヤンキース、70年オリオールズ以外の21チームは、第4戦白星で一気に4連勝してシリーズを制している。ポストシーズン全体でも7回戦制の3連勝から4連敗した例は、04年ア・リーグ優勝決定シリーズでヤ軍がレッドソックスに敗退した1度しかない。ド軍とヤ軍の過去11度のWSで4連勝決着は1度だけ。63年にド軍が4連勝で制し、2勝を挙げたコーファックスがMVPに選ばれた。

 以下、ラックスと一問一答。

 ―大谷、フリーマン、ベッツについて

 「3人全員がエゴを持っていない。3人全員が勝ちたいと思っているだけで、私たちの究極のチームの目標はワールドシリーズで優勝することだ、と彼ら3人全員が認識している。明らかに野球界で最高の選手3人。このチームには無私無欲で勝ちたいだけの人がたくさんいる」

(続けて)

 「フレディと翔平は手術が必要かもしれない状況でも毎日自分の体を危険にさらしている。それは彼らが無私無欲なスーパースターであり、ただ勝ちたいだけだということを示している。それが私たちを特別なものにする理由の一部だと思う」

 大谷は26日(同27日)のWS第2戦、7回の第4打席で四球で出塁後、二塁盗塁を試みた際に左肩を負傷し、試合後、ロバーツ監督は負傷について「左肩の亜脱臼」と発表していた。前日の第3戦は患部を保護しながら強行出場。打席に立つ時以外は左肩を温める装置をつけ、けん制での帰塁も立ったままの姿勢で通すなど、細心の注意を払いながらも全力プレーでフル出場した。また、フリーマンも9月26日パドレス戦の走塁で右足首を捻挫。一時はプレーオフの出場自体が危ぶまれ、いまだ万全ではないが、ここまでWSでは3試合連続本塁打を放つなどチームをけん引している。