横浜 6年ぶり選抜出場当確!1年・織田が公式戦初完投を完封勝利で飾る
来春選抜の重要な選考資料となる秋季高校野球関東大会は28日、サーティーフォー保土ケ谷で準々決勝2試合を行った。横浜(神奈川1位)は東農大二(群馬2位)を2―0で下して19年以来、6年ぶりの選抜出場当確。最速151キロ右腕・織田翔希投手(1年)が2安打完封で勝利に導いた。
入学直後から名門・横浜の主戦投手として投げ続ける織田が、また一歩、大エースへの階段を上った。公式戦初完投を完封で飾り6年ぶりの選抜出場を確実にすると「自分の投球でチームを勝たせられたことがうれしい」と充実感を漂わせた。
伸びのある直球で圧倒した。この日最速148キロの直球を両コーナーに制球し、チェンジアップとのコンビネーションも抜群。7回からは握力が低下したが続投を志願し、105球で投げ抜いて「一つ壁を越えられた感じで、また成長できたと思う」と誇らしげだ。
「超える投手になりたい」と憧れるのはOBで日米球界で活躍した松坂大輔氏(スポニチ本紙評論家)。3年春に初めて甲子園に立った「平成の怪物」よりも一足早く、聖地に向かう。(村井 樹)