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 ◇ワールドシリーズ第2戦 ドジャースーヤンキース(2024年10月26日 ロサンゼルス)

 ドジャースの大谷翔平投手(30)が26日(日本時間27日)、本拠でのヤンキースとのワールドシリーズ(WS)第2戦に「1番・DH」で先発出場。第2打席は空振り三振に倒れ、2打席連続で凡退した。

 

 1−1の3回1死の第2打席は相手先発左腕・ロドンの外角中心にコースを突く配球に苦戦。1ボール2ストライクから4球目のスライダーにバットが空を切り、空振り三振に倒れた。

 それでも次打者・ベッツが左前打で出塁すると、続くT・ヘルナンデスがロドンの直球を振り抜き、右中間席へ2ランを放ち勝ち越しに成功。勢いに乗った打線はフリーマンも2戦連発となるソロでリードを広げた。

 初回の第1打席はロドンの2球目、96・8マイル(約155・8キロ)を狙ったが、中堅手・ジャッジのグラブに収まり中飛に倒れた。

 前日25日(同26日)のWS第1戦は1点を追う8回の第4打席で二塁打を放ち、ベッツの同点犠飛をお膳立てするなど5打数1安打。チームは延長10回にフリーマンのWS史上初となる逆転サヨナラ満塁本塁打で劇的勝利を飾り、初戦を制し「素晴らしい勝ち方だった」と紅潮した顔で試合を振り返った。

 メジャー7年目で初のポストシーズンは、ここまでの全12試合に出場し、打率・277、3本塁打、10打点で打線をけん引している。WSでアーチを描けば、日本選手では2003、2009年の松井秀喜以来、2人目。また、あと1本でPS4号となり、こちらも日本選手最多の松井に並ぶことになる。

 ドジャースとヤンキースの東西名門がワールドシリーズを戦うのは1981年以来43年ぶり12度目。大谷とジャッジ、両リーグ本塁打王同士の対決に周囲の注目度も例年になく高まっている。