大谷翔平、異例の屋外調整→左投げでニコニコ「まるで遠足前の少年だ」 にじむWSへの思い
大谷がワールドシリーズ前日練習で異例の屋外調整
はやる気持ちを抑えることができなかったようだ。ドジャースのワールドシリーズ前日練習。大谷翔平はTシャツ姿でグラウンドに姿を見せた。一塁ベース付近からのベースランニングに始まり、右翼付近では走塁のスタート練習。打撃練習の球拾いでは左投げも披露し、満面の笑みを浮かべる場面も。見るからにご機嫌の様子だった。
3時間前の前日会見。メディア約30、40人が集結する中で「特別な試合だともちろん思います。ただ、僕自身は初めてなので、なるべく冷静なプレーがしたいなと思います」と語っていたばかりだった。ドジャース移籍後、リハビリのキャッチボール以外でグラウンドに姿を見せることはレア中のレアだ。「まるで遠足に行く前の少年みたいだ」。地元メディアはポカンと口を開けていた。
大谷にとってはアマチュア時代から思い描いていた舞台だ。「いよいよ始まるなという。今はそういう興奮している気持ちです」。時間にして数十分だったが、初のワールドシリーズへの思いがにじんだ。
母・加代子さんによれば、小学生だった大谷少年は運動会、修学旅行などの学校イベント前に興奮。風邪をひくことが多々あったようだが……。万全で躍動する姿を期待したい。(小谷真弥 / Masaya Kotani)