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 プロ野球のドラフト会議が24日、都内のホテルで行われ、日本ハムが2位で東海大相模の大型左腕・藤田琉生投手(17)を指名した。

 1メートル98の長身から投げ下ろす最速150キロの直球が魅力の左腕。今夏の甲子園では全3試合に先発しベスト8入りに貢献した。U18日本代表にも選出された高校生No.1左腕は「幼い頃からプロ野球選手になることが夢だった。まず第一歩を切れたので、これからプロ野球選手としてしっかり活躍できるように頑張る」と決意新た。将来的なメジャー挑戦の夢も口にし「日本ハムファイターズさんから、メジャーリーグに行った大谷選手やダルビッシュ選手のお話をたくさん聞きたい。198センチという身長まだ生かし切れてないと思うんで、もっと知識を増やして自分なりに理解していきたい」と目を輝かせた。

 巨人から95年に1位指名を受け、10年間、プロ野球でプレーした経験を持つ同校の原俊介監督は「大人の体にどんどんなっていくのがこれからだと思います。出力だったり、安定感は本当にこれから。プロの世界は厳しいですけど、目標を見失わずにしっかりとやっていければ、きっと彼は皆さんの想像を超える投手になる期待しかいない」と太鼓判を押した。

 ◇藤田 琉生(ふじた・りゅうせい)2006年(平18)11月17日生まれ、神奈川県出身の17歳。小学1年時に羽鳥ファイターズで軟式野球を始め、羽鳥中では湘南ボーイズに所属し、3年夏に全国優勝。東海大相模では1年秋からベンチ入りし、今夏の甲子園ではベスト8入りに貢献。50メートル走5秒96、遠投100メートル。1メートル98、96キロ。左投げ左打ち。