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 ◇東都大学野球 第5週第2日 青学大4―1中大(2024年10月23日 神宮)

 青学大が中大に快勝して史上4校目、青学大としては初の4連覇を昨春以来の完全優勝で飾った。

 青学大は初回にドラフト候補の佐々木泰主将(4年=県岐阜商)が二塁打出塁すると、続く4番・松本龍哉内野手(3年=盛岡大付)が右翼越えの適時二塁打を放ち幸先よく先制。4回には初谷健心内野手(3年=関東第一)が右越え3ランを放ち優勝への流れを引き寄せた。

 先発はドラフト候補左腕・児玉悠紀投手(4年=日大三)。今季は試合前まで4試合に先発しながら0勝。大学ラストシーズンは不調に悩んでいたが、この日は気迫の投球を披露。3回以降は3イニング連続で3者凡退に封じるなど、6回4安打1失点に封じて先発の役割を全うした。

 今季はドラフト1位候補の西川史礁外野手(4年=龍谷大平安)が9月25日の日大戦で受けた死球の影響でリーグ戦の出場が絶望的となると、佐々木も一時はケガの影響でスタメンを外れた。それでも安藤寧則監督が常々口にする「全員戦力」をナインが体現。グラウンドに立った選手が結果を残し、勝ち点を落とさない粘りの戦いを続け4季連続16度目の頂点に立った。

 過去の4連覇は史上最長の6連覇を達成した専大(35年春〜37年秋)と亜大(11年秋〜14年春)、5連覇果たした東洋大(07年春〜09年春)も記録している。青学大は明治神宮大会への出場権も獲得し、春秋のリーグ戦、全日本大学野球選手権と合わせた4冠を目指す。