“優しすぎる上司”井浦新の苦労に共感「感情移入した」 無能な新人をベタ褒め、退勤後も電話で部下対応…<無能の鷹>

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はんざき朝未による人気コミックスを実写化したドラマ『無能の鷹』は、有能オーラが半端ないのに圧倒的無能というヒロイン・鷹野ツメ子を中心に展開していく超・脱力系お仕事コメディ。鷹野を演じるのは、テレビ朝日ドラマ初主演となる菜々緒だ。

10月11日(金)に放送された第1話では、営業部のベテラン社員・鳩山樹(井浦新)が無能すぎる新入社員・鷹野ツメ子(菜々緒)の指導係になった。

優しいゆえに苦労ばかりの上司・鳩山の描写の数々に、SNS上では「鳩山さんに感情移入した」と共感の声が相次いだ。

【映像】ホチキス留めしかできない新入社員にも良対応!?“優しさ菩薩級”な指導係・鳩山樹(井浦新)

◆「焦らず、一歩ずつが俺の指導法だから」

ITコンサルティング会社・TALONの面接会場で、圧倒的有能オーラを漂わせ見事合格した鷹野。

しかし仕事が始まると、鷹野はなにもできない“無能”だった。

資料のホチキス留めすらズレまくっている鷹野だが、優しい性格の指導係・鳩山は、「おおー!上手いじゃないか、ホチキス留めるの!」とベタ褒め。

見かねた中堅社員・鵜飼朱音(さとうほなみ)は、鳩山にこっそり「いいんですかこれで? 鷹野、入社して3カ月、まだホチキスしか留めてませんよ」と切り出す。

これに対し鳩山は、「焦らず、一歩ずつが俺の指導法だから」と穏やかに返した。

新入社員を長い目で見守るなど“理想の上司”な鳩山だが、その優しさゆえに苦労しているよう。

飲み会では、その場で一番年上にもかかわらず、せっせとみんなのグラスを片づけ、そっと新しいお酒を注文し、焼き鳥が来れば串を外し、「お箸さかさまにやるね」と聞こえない声量で囁きながら作業。

誰にも気づかれずとも、誰にもお礼を言われずとも、微笑みながら後輩に尽くす姿は、もはや菩薩そのものである。

別の場面では、飲み会中に部下らしき人物から電話を受け、「いやわかるよ。でもさ、ここはいったん謝っといたほうが、ほら波風は…」とアドバイスするも、「あ、アドバイスはいらない? 愚痴を聞いてほしかっただけ? オッケーオッケー!」とただの愚痴を聞かされるだけの温かすぎる一幕も。

退勤後に仕事関係の対応をしているだけでも大変そうだが、さらに電話中に一緒に飲んでいたメンバーが帰ってしまい、お会計をすべて請求される羽目になっていた。

優しいゆえに貧乏くじを引きがちな鳩山に、SNS上の視聴者からは「いい上司すぎる…」「鳩山さんを守りたい」「まじで根っからのいい人」と反響が寄せられていた。