衆議院は9日午後召集された臨時国会本会議で解散されました。

27日の投開票までは3週間を切る中、各候補者は衆議院選挙に向けて事実上の選挙戦に入りました。

衆議院は、午後4時から開かれた本会議で解散詔書が読み上げられ解散しました。

総理就任後わずか8日後の解散は戦後最短。

解散を受け、石川県選出の4人の国会議員も足早に地元に向い一気に動きを加速させています。

県選出の国会議員は・・・

石川1区 自民・小森卓郎氏

「能登の震災後の復旧や総務政務官として仕事をしてきたそういったことを訴え次の選挙勝った人が有権者の思いを形にしていかなければ行けないので金沢石川の発展日本のために何ができるのか訴えていく」

2区・佐々木氏「政権選択の選挙ですから投票をお願いしたい」

石川2区 自民・佐々木紀氏

「これまで4期12年の実績を訴えて、これからの地域、国を託していただきたい政権選択の選挙ですからぜひ投票をお願いしたいという事を訴えていきたい」

相次ぐ災害の3区の現職・西田氏と近藤氏は、複雑な心境も

元日の能登半島地震や先月の記録的豪雨と相次ぐ災害に襲われた能登が選挙区となる石川3区の現職2人は選挙戦へ複雑な心境ものぞかせます。

石川3区 自民・西田昭二氏

「選挙区は非常に厳しい状況となっていますがその中でもお1人お1人被災者の気持ちに寄り添う形で震災復興に向けて豪雨災害の復旧復興に向けてやっていきたい」

石川3区 立憲・近藤和也氏

「(解散総選挙は)ふざけるなという思い。能登の方々の悲しみと怒りを背負ってこういう人でなしの政治を今度こそ変えなければいけないという思いで頑張っていきたい」

裏金問題で、小森氏と佐々木氏の比例重複立候補は認めず

一方、派閥の裏金事件を巡る問題で自民党は関係した議員の比例代表との重複立候補を認めないことを決めていて、県内では佐々木氏と小森氏が対象となっています。

佐々木紀氏

「もう退路をたってしっかりと戦う小選挙区で必ず勝ち上がっていく」

小森卓郎氏

「まさに背水の陣だと思っている小選挙区の中でしっかりと勝ち抜くこれに尽きる」

政治とカネの問題や物価高対策などの経済政策が主な争点となる衆議院選挙は今月15日公示され、27日投開票が行われます。