テオ・エルナンデス(ロイター)

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 イタリア1部ACミランのフランス代表DFテオ・エルナンデスに性的暴行を受けたと告発したモデルが、虚偽告発だったとして逆に裁判にかけられることになった。

 エルナンデスをめぐっては、インスタグラマーでモデルやタレントとして活躍するルイサ・クレムレワさんが2017年、スペイン・マルベーリャにある高級クラブの外でポルシェ・カイエンの中でエルナンデスに性的暴行を受け、なんとか逃げ出す際に地面に押し出されヒザをケガしたと警察に訴えた。

 しかし英国メディア「デーリー・メール」によると、警察が捜査しても証拠がなく、逆にクレムレワさんがナイトクラブの外で転んでヒザを負傷した様子をとらえた防犯カメラの映像を入手。虚偽告発の疑いが生じた。これを受けて検察当局が虚偽告発の疑いで女性を告訴するに至ったという。
 
 同メディアによると、検察は起訴状の中で、クレムレワさんは車内で「合意の上で」性交渉をし、一緒に家に帰ろうとしたがエルナンデスが拒否。その後、エルナンデスに性的暴行を受けたと悪意を持って告発したと主張している。

 裁判は今月下旬に行われるが、検察は、クレムレワさんに有罪判決が出れば懲役2年と1万2000ポンド(231万円)の罰金を科したいと述べているという。

 エルナンデスにとっては朗報といえそうだが、サッカーでは6日のフィオレンティーナ戦で主審に対する執拗な抗議でレッドカードを受け、2試合の出場停止を科されている。